ニコラス・ホルト
J・R・R・トールキン
『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』シリーズの原作者として知られ、現代のファンタジーの基礎を築いたと言われる作家、J・R・R・トールキンの半生を映画化。魔法使いやホビット族、ドラゴンやエルフといったファンタジーの世界がどのように創り出されたのかが明かされる。トールキンを演じるのは、『X-MEN』シリーズのニコラス・ホルト。
※結末の記載を含むものもあります。
幼くして父を亡くし、12歳で母親も失ったトールキンは、母の友人だった神父の後見の下、上流家庭の子らが通う名門キング・エドワード校に通うことに。奨学生で孤児のトールキンは孤立するも、3人の芸術を愛する少年と出会い秘密クラブ「T.C.B.S.」を結成し、かけがえのない絆で結ばれていく。一方で、トールキンは下宿先の3つ年上の女性、エディスとも惹かれ合っていた。しかし、時が流れ大学生となったトールキンや仲間たちに、第一次世界大戦の影が迫り始める。
J・R・R・トールキン
エディス・ブラット
ライト教授
クリストファー・ワイズマン
フランシス神父
ジェフリー・スミス
J・R・R・トールキン(少年時代)
ジェフリー・スミス(少年時代)
ロバート・ギルソン(少年時代)
クリストファー・ワイズマン(少年時代)
ロバート・ギルソン
監督
脚本
脚本
製作
製作
製作
製作
音楽
撮影監督
編集
美術
衣裳
[c]2019 Twentieth Century Fox [c]キネマ旬報社
トールキンの内面には踏み込まず、「こんなことがあったよ」と切り取るような構成だったことと。
アートで世界を変えたいという志をもった学生時代の親友(悪友)たち4人の青春物語が軸なので、割とよくあるたくさんの青春ものとの差別化は足りず。
とはいえ、1900~1910年代のイギリス美術は素晴らしいし、ニーベルングの指環のエピソードなどもあって、ニヤッとしながら観られました。
トールキンの半生を描いた本作。
「指輪物語」「ホビットの冒険」の著者
のであるトールキン。
トールキンを演じるのは
『ライ麦畑の反逆児
ひとりぼっちのサリンジャー』に続く
作家役第二弾となるニコラス・ホルト
ニコラスホルト君に期待する反面、
伝記作品なのでちょっと構えてしまい
観るのを少し迷っていたのですが
観て良かった。
緑豊かな田舎町の風景
木々に生い茂る美しい葉
ジャム瓶と大きなスプーン
走馬灯に映る赤い影
人の丈ほどもある銅板画
鏡に映し出される二人の後ろ姿
とても美しい映像のなかに描かれる
様々な描写が印象的。
トールキンと親友たちが育む
彼らの友情もとても尊く
羨ましくもあり胸が熱くなりました
4人のほっこり姿は本当に素敵でした
勝手な想像なのですが、彼はトールキンに友情以上の感情を持っていたように
うつったのですが…どうなんだろう?
トールキンのなかにあった秘めたものは
母や仲間たち、そして愛した人によって
引き出されてゆきやがて
「指輪物語」「ホビットの冒険」の
世界観が拡がってゆくんですね
伝記物といっても僕が思っていた
構えてしまうような脚色や演出ではなく
序盤からエンドロールまで余すことなく
見いってしまう描き方でした
美しい描写だけではなく
激しい戦火の最前線も映し出される、、
トールキンが戦火を生き抜いたことは
ホビットシリーズやロードオブザリングの映画を生み出すことになった事を
考えると感慨深いものがあります
ちょっと微笑ましかったのが
ニコラスホルト君の背の高さ
親友たちと集まったときに
1人抜きん出てるのがなんだか可笑しかったw
ニコラス君の演技はサリンジャーを
演じたときとは又違った演技力で
彼の優しさが滲み出ている顔が
本当に素敵でした
素敵と言えば
リリーコリンズ!
リリーは僕のなかに強い印象が
なかったのですが、
凛々しい顔つきの中にある
可憐さが眩しかった
言葉を知り新たな言葉や世界を
創造するって素敵だなぁ。