千葉雄大
加賀谷学
志賀晃のミステリー小説を基にしたサスペンス映画『スマホを落としただけなのに』の続編。解決したと思われていた連続殺人事件の現場から若い女性の遺体が次々と見つかったのを機に、刑事の加賀谷は自らが捕らえた殺人鬼・浦野と手を組み、事件の解決を試みる。前作から続投となる千葉雄大や成田凌のほか、新たなヒロイン・美乃里を「乃木坂46」の白石麻衣が演じる。
※結末の記載を含むものもあります。
長い黒髪の女性ばかりをねらった連続殺人事件は、犯人の浦野が逮捕されたことで解決したと思われていた。しかし、同じ現場から若い女性の遺体が次々と発見され、事態は急転。刑事の加賀谷は混迷を極める事件を解決すべく、最後の手段として浦野への面会を試みる。彼からネット犯罪に精通した謎の人物“M”の存在を聞かされた加賀谷は、犯人のターゲットにされた恋人・実乃里を守るべく、浦野と手を組むことを決める。
加賀谷学
松田美乃里
笹岡一
根岸剛志
荒木寛子
安西優香
三宅卓也
神宮寺紗綾子
野崎準人
吉原宏樹
藤井未央
西
丹羽亮子
牧田英俊
稲葉麻美
富田誠
毒島徹
浦野善治
兵頭彰
監督
脚本
原作
企画プロデュース
主題歌
音楽
音楽
音楽
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
共同プロデューサー
共同プロデューサー
音楽プロデューサー
ラインプロデューサー
撮影
照明
美術
装飾
録音
音響効果
整音
編集
衣装
ヘアメイク
VFXスーパーバイザー
スクリプター
助監督
制作担当
[c]2020映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会 [c]キネマ旬報社
ミステリー&サスペンスとして見応えは十分にありました。が、一部、現実的でない部分があり、ところどころ少し興ざめしました。特に、芸人を本人の芸風そのままで配役するのはやめてほしかった。別に途中で笑いを取る必要は全くないですよね?むしろ邪魔なだけです。ちゃんとした役者さんにそれなりに演じてほしかった。良い作品なのにそこが残念で☆1つダウンです。しょせんフィクションだからと割り切って観れば十分楽しめると思います。細かい部分を納得して観るためには、前作を先に観ておくことをお勧めします。
【賛否両論チェック】
賛:主人公達が巻き込まれていく命懸けの捜査や、予想だにしない犯人とその動機に、終始ハラハラドキドキさせられる。主題歌も魅力。
否:前作の知識はあった方がイイ。展開はかなりのご都合主義で、ハッキングが万能に機能してしまうのも、どこか興ざめしてしまう。グロシーンもかなり多い。
前作の説明はあまりしてくれないので、やはり予備知識はあった方がよさそうです。
前作では、恋人がスマホを落としてしまっただけで、ヒロインが命の危機にさらされてしまうという展開が衝撃的でしたが、今回はスマホを落とす間もなく、影を持つ若き刑事・加賀谷とその恋人・美乃里が、猟奇殺人鬼・浦野をも絡んだ一大事件へと巻き込まれてしまうストーリーに、思わずハラハラさせられてしまいます。ただ最後まで観てみると、看板に偽りはなく、やはり今回も
「あ、確かに『スマホを落としただけなのに』だな!」
っていうのが分かるかと思います(笑)。
そして「誰が犯人か?」というフーダニットも、本作の魅力です。前作の浦野もそうでしたが、今回も「M」という謎のハッカーが暗躍する中、最後に明らかになる驚がくの真実は、ミステリーとしての面白さも充分に兼ね備えています。
ただ、ハッキングで何でもかんでも出来てしまう辺り、ご都合主義すぎて少し興ざめしてしまう感もあったりします。グロシーンなんかも多めですが、作品全体に漂う不気味な雰囲気に、King Gnuの主題歌「どろん」も見事にマッチする緊迫のサスペンスを、是非ご覧になってみて下さい。
主演の千葉雄大さんはもちろん他の方々の役者さんの演技の迫力が凄まじくて見入ってしまいました。最初から最後までスリリングで伏線も全て回収されてスッキリとした清々しい気持ちで映画館を出れました。