窪田正孝
葛城レオ
第72回カンヌ国際映画祭の監督週間に選出された、完全オリジナルで描きだされる三池崇史監督初の恋愛映画。さまざまな事情を抱えた人間たちが流れ込む街・新宿歌舞伎町を舞台に、一人の少女と出会った孤独なプロボクサーがアンダーグラウンドの世界に足を踏み入れていく姿を描く。主演を務める窪田正孝をはじめ、大森南朋や染谷将太、内野聖陽ら豪華キャストが出演する。
※結末の記載を含むものもあります。
格下相手にKO負けしてしまったプロボクサーの葛城レオは、医者に自身の余命が残りわずかという現実を突きつけられる。自暴自棄になった彼は新宿歌舞伎町を歩いていると、男に追われている少女モニカに助けを求められる。レオはとっさにその男を殴ってしまうが、気を失ったその男は裏でヤクザとつながる悪徳刑事だった。この出来事を機に行動を共にし始めたレオとモニカは、ならず者たちの争いに巻き込まれていく。
葛城レオ
大伴
加瀬
モニカ
ジュリ
ヤス
チアチー
ワン
フー
みゆき
城島
市川
境
占い師
組長代行
権藤
タン・ロン
テル
ユウ
モニカの父
竜司
監督
企画プロデュース
プロデューサー
プロデューサー
脚本
音楽
撮影
照明
美術
録音
装飾
編集
VFXスーパーバイザー
スタントコーディネーター
キャラクタースーパーバイザー
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
共同プロデューサー
ラインプロデューサー
ラインプロデューサー
キャスティングプロデューサー
ヘアメイク
絵コンテ
スーパーヴァイジングサウンドエディター
カースタント
カースタント
俳優担当
助監督
制作担当
音楽プロデューサー
[c]2020「初恋」製作委員会 [c]キネマ旬報社
余命わずかな天才ボクサーとヤクザに囲われた少女の逃避行、覚醒剤を巡るヤクザたちの思惑と抗争を描くバイオレンス・クライム・アクション。殺人シーン満載だけど、エンタメとして昇華されていて楽しい。ヤクザ映画特有の湿った感じもなく鑑賞後は健やかな気持ちになれる快作。 前評判どおり、ベッキーが良かった。ポスターの印象よりももっと人間味があるというか、復讐に燃える殺人マシーンとして感情を爆発させていて「こうゆうのもっと見せて!」という気持ち。あとは染谷翔太も大森南朋も人間味があって良かったなー。実質の主人公は染谷翔太。 あと矢島舞美が出てるのにエンドテロップで気づいた、、まさかあの役が、、
【賛否両論チェック】 賛:偶然出逢った孤独な2人の逃走劇をきっかけに巻き起こる、2つの組織をも巻き込んだ大騒動に、最初から最後までハラハラさせられる。事件を通して少しずつ変わっていく主人公達の心境にも、観ていて思わず考えさせられるよう。超豪華なキャストも必見。 否:ストーリーも登場人物もみんなブッ飛んでいて、なおかつブラックユーモアも満載なので、好き嫌いは極端に分かれそう。グロシーンも非常に多いので、苦手な人には不向き。 余命宣告をされてしまった天才ボクサー・レオと、そんな彼に助けられた自暴自棄の少女・モニカ。ひょんなことから2つの運命が交錯し、期せずして動き出したことで巻き起こる大騒動に、ノンストップでハラハラドキドキさせられてしまいます。そして境遇こそ違えど、お互いに捨て鉢になっていたレオとモニカが、物語を通してどんな風に変わっていくのか、2人の成長(?)にも注目です。 そして本作で最も好き嫌いが分かれそうなのが、その空気感でしょうか。不謹慎なのにどこかクスっと笑えてしまうようなブラックユーモアが満載なので、その辺りの好みは観る人によって大きく違ってくるかと思います。 キャストも超豪華なんですが、そんな出てくる登場人物達がまたみんなブッ飛んでいて(笑)、そこがまた魅力でもあります。個人的には、内野聖陽さん演じる権藤の昔カタギすぎるキャラクターが、味があって好きでした(笑)。 グロシーンもメチャメチャ多いので、苦手な人には向きませんが、三池ワールド全開の破天荒サスペンスアクションですので、気になった方は是非ご覧になってみて下さい。
三池崇史監督作品にしてはクセが無く幅広い客層に支持される様な映画。 キャラクターが皆濃い! この映画の振り切れた演技のベッキーに対し見直す方はきっと多いに違いない。 余計な事は考えずただただ楽しめる作品。
恋愛ものといいつつも、初期Vシネや『荒ぶる魂たち』『殺し屋1』など、血と暴力に溢れたおなじみの三池崇史節全開でほっこり。 バイオレンスでありながら、どこかコメディっぽい。ラストの展開は粗くも感じるのですが、明らかに笑いを意識して作っていたので、ジョークなんだと思いました。 ベッキーと染谷将太の怪演が光る。 ってか、ベッキーは極道系や狂った人を演じるのに向きすぎて、本作で役者として好感が大幅UP。 仕事として、長くニーズありそうな気がする。 なにげに、主演の窪田正孝くんが、ボクサー役のために鍛えた筋肉が素晴らしかった。
こむずかしいことを考えずに見られる娯楽作。 登場人物の個性が生きてます。 暴力だけでなくユーモアもあり、こんなんありという筋書きも、世間知らず(?)の主人公同様温かい目で見守れば、満足のいく逸品。 小さなエピソードも利いてます。