チャン・ユー
ユー・チェン
第68回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞および最優秀新人監督賞スペシャル・メンションを受賞、フー・ボー監督の遺作となった人間ドラマ。不良を過って突き落としたブーら事情を抱える4人は、一日中座り続ける象の噂に希望を見出し、町から出ようとする。フー・ボー監督は自らの短編小説を基に本作を制作、完成後に29歳にして自らの命を絶った。第55回金馬奨作品賞・脚色賞・観客賞ほか海外映画祭にて多数受賞。第18回東京フィルメックス・コンペティション出品作品。
炭鉱業が廃れた中国の小さな田舎町。友達をかばった少年ブーは不良の同級生シュアイを過って階段から突き落としてしまった。町で幅を利かせるシュアイの兄チェンらに追われ、ブーは町を出ようとする。友達のリンや近所の老人ジンを巻き込み、遠く離れた満州里にいる一日中ただ座り続けているという奇妙な象の存在にわずかな希望を抱き、それぞれの事情を背負う4人は歩き始める。
監督、脚本、編集
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
録音
サウンドデザイン
[c]Ms. CHU Yanhua and Mr. HU Yongzhen
[c]キネマ旬報社