橋本環奈
樫村怜奈
宮月新・近藤しぐれ原作による同名コミックを「かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦」の橋本環奈主演で映画化。突如、担任教師によって自殺催眠をかけられた36人の生徒たち。催眠発動のシグナルは全部で100。校内で普段行っている行為が死を招き……。共演は「春待つ僕ら」の小関裕太、「チア男子!!」の瀬戸利樹、「孤狼の血」の中村獅童。監督は「さまよう小指」の竹葉リサ。
※結末の記載を含むものもあります。
ある日、担任教師・下部(中村獅童)の手により、突如、自殺催眠をかけられた36人の生徒たち。電話をかける、涙を流す、あくびをする……。催眠発動(=自殺)のシグナルは全部で100。普段、彼らが行っている行為が死を招く。死の暗示を解く方法はクラスメイトの死のみ。窓から飛び降りる者、花瓶を自分の頭に打ち付ける者、自らの首を切りつける者、止まらない自殺の連鎖に生徒たちの悲鳴が教室中に響き渡る。そんな異様な光景に呆然とする樫村怜奈(橋本環奈)。生徒たちが続々と自殺に追い込まれるなか、死への恐怖から人間の本性が次々と暴かれていく……。
樫村怜奈
榊蒼汰
和田隼
西園寺聖也
藤春昴
桐野玄
羽柴健太
園田樹里
小泉はるか
関克美
山本英司
箕輪紀子
野島芽衣子
久保田純哉
吉川絵美
君津早苗
井沢学
小宮山澪織
堂上真一郎
児玉力
朝日奈優子
萩野里未
森聡志
加藤涼
藤田陽太郎
米村麗華
佐々木萌香
日野匠
小山内夏生
江崎大和
水谷雫
津島愛
安西桃子
渡辺望
坂本紀人
鈴木みのり
下部
監督
原作
原作
脚本
製作
製作
製作
製作
プロデューサー
プロデューサー
アソシエイトプロデューサー
アソシエイトプロデューサー
キャスティングプロデューサー
音楽プロデューサー
ラインプロデューサー
プロダクションマネージャー
撮影
照明
録音
美術
編集
音響効果
音楽
主題歌
助監督
スクリプター
制作担当
製作統括
[c]2020「シグナル100」製作委員会 [c]キネマ旬報社
【賛否両論チェック】
賛:「特定の行動をとると身体が自殺してしまう」という極限状態にあって、次第に人間の本性が暴かれていく様子に、ハラハラしながらも思わず考えさせられてしまう。
否:催眠術等、そのものの設定にツッコみどころは多々あり。グロシーンもメチャメチャある他、ラブシーンもある。ラストもやや蛇足感が否めない。
イメージでいうと、「悪の教典」の自殺版といった感じでしょうか。ただ本作の設定としては催眠にかかっていて、「頭では死にたくないけれど、身体が勝手に自分を殺してしまう」という感じなので、その分自殺の描写はものすごくグロいです。まずはそこで好き嫌いが分かれそうなところです。
自殺催眠にかけられ、閉じ込められてしまった生徒達。日常的な仕草の何がシグナルになっているか分からない緊迫感の中で、次第にその人間が持つ本性が露わになっていくのが印象的です。他者を信じ助け合おうとする者、シグナルを把握することで他者を支配しようとする者、常に多数派に付いて息を潜める者・・・。そんな彼らの中の誰が、どうやって生き残っていくのか、そのせめぎ合いに思わずハラハラさせられてしまいます。
終わり方は結構あっさりとしていて、ラストのシーンもやや蛇足感がありますが、グロい系が苦手でない方であれば、是非オススメです。