坂口健太郎
速水秀悟
『屍人荘の殺人』の木村ひさし監督がメガホンをとり、現役医師でもある作家・知念実希人のミステリー小説を実写映画化。ピエロの仮面を被った凶悪犯に占拠された病院からの脱出を試みる医師・速水と、女子大生の瞳は不可解な出来事に見舞われる。『劇場版 そして、生きる』の坂口健太郎が速水を、『君は月夜に光り輝く』の永野芽郁が瞳を演じる。
※結末の記載を含むものもあります。
鉄格子で閉ざされた元精神科病院が、ピエロの仮面を被った凶悪犯に占拠されてしまう。身元不明の入院患者64人と職員たちと共に院内に閉じ込められた、婚約者を事故で亡くした過去を持つ当直医の速水と、犯人に撃たれ負傷した女子大生・瞳。2人は病院からの脱出を試みるが、警察に通報しようとしない院長や存在しえない最新鋭の手術室など、次々に不可解な事態に遭遇する。
速水秀悟
川崎瞳
佐々木香
東野良子
小堺司
田所三郎
菜緒
小堺洋子
国平義央
金本
監督、脚本
原作、脚本
脚本協力
脚本協力
音楽
製作
製作
製作
製作
製作
製作
製作
製作
製作
製作
製作
製作、プロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
プロデューサー
アソシエイトプロデューサー
撮影
照明
録音
美術
装飾
スタイリスト
ヘアメイク
編集
選曲
音響効果
VFXスーパーバイザー
スクリプター
助監督
制作担当
ラインプロデューサー
主題歌
[c]2020 映画「仮面病棟」製作委員会 [c]キネマ旬報社
ミステリー要素が強い作品なのかと思ったら推理も謎もたくさんありすごく面白かったです。また見てみたい作品だと思いました。最初から最後まで驚きがありました。まだ見ていない人には見てほしいです。
【賛否両論チェック】 賛:不可解な事件を通して二転三転していく展開と、意外な中にも考えさせられる真実が、ミステリーとして痛快。命の尊さをストレートに訴えかけてくるテーマにも、純粋に感動させられる。 否:いわば直球で王道のサスペンスなので、目が肥えている人なんかは先読み出来てしまいそう。 変に奇をてらわない、いわばミステリー・サスペンスの王道路線を行くお話です。ピエロの仮面の凶悪犯に、頑なに通報を拒む病院関係者達、そして隠されていた最新設備と、謎が謎を呼び、刻一刻と二転三転するストーリーが、やがて恐るべき真実を暴き出していくのが痛快です。 ただ逆に言うと、特に変化球でもないので、普段からこの手の作品を見慣れている方なんかは、ストーリーをある程度先読み出来てしまうかも知れません。 それでも作品全体を通して訴えかけてくるのは、真実を追いかけた主人公の、医師ならではの「命の在り方」というテーマです。坂口健太郎さん演じる速水の、 「君も僕も・・・愛する人の分まで生きていかないと。」 「この世に奪ってもいい命なんて・・・捨ててもいい命なんて・・・1つもない。」 なんていうセリフの1つ1つが、不思議と胸に染みました。 基本的にはミステリーやサスペンス好きな方向けですが、グロシーンもそれほどありませんので、それ以外の方にも是非オススメです。