白鳥(1930):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
白鳥(1930)
白鳥(1930)
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白鳥(1930)

1930年公開
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フィレンツ・モルナアの戯曲からメルヴィル・ベイカーが脚色し、「第一の恋」ポール・L・スタインが監督し、カール・ストラッスが撮影したもので「風」のリリアン・ギッシュを始め「愛欲の人魚」のコンラッド・ネーゲル、「惨劇の波止場」のマリー・ドレッスラー、O・P・ヘギー、その他が出演している。

ストーリー

アルバート王子は父国王の命によりベアトリス太后の姫君アレクダンドラと結婚することになったので、いままでの放縦な生活を打ち切って叔母ベアトリスの許に急いだ。彼は別にアレクダンドラに愛を感じているわけでなく国策のためやむなく妻にするつもりだったが、アレクサンドラの口からこうした強制結婚の不愉快なことを打ち明けられた時、何だかその言葉に裏の意味があるような気がして急に彼女に興味を持つようになった。余りアレクサンドラが冷たい態度をとるので心配したベアトリス太后はアルバートの心をひきつける手段として娘の天文学教授をしているにコラス博士を晩餐の食卓に招き王子に嫉妬を起こさせようとする。席上、ニコラス博士がアルバートから嘲笑されているのを見兼ねたアレクサンドラは王子の鋭峰から博士をかばってやる。次の室へ来た時博士は彼女に愛を打ちあけた。はじめて恋というものに目覚めたアレクサンドラは折柄現れたアルバートにかまわずニコラスに接吻する。その夜、アルバートは都に帰ると思いきや、依然として踏みとどまって深夜こっそりアレクサンドラの寝室に忍び入る。そしてニコラスを同情する彼女を責め、ニコラスのような愛し方は夢みたいなもので決して本当の恋ではないと言って去る。これを聞いたアレクサンドラは男の心というものについて、様々に思い悩んだ。翌朝、彼女は気がかりの揚句ニコラス博士を呼び迎えて彼に意中をたづねた。ところがニコラスは、昨夜彼女が自分に接吻したのは決して自分を愛するためからではなく、ただ、憐れみの心から口づけしたに過ぎないように思われると述べた。この頼りない男の言葉に怒ったアレクサンドラはすぐニコラスを解職してしまう。そして自分にもどうしていいか判らないので伯父の僧上を訪れる。とかくするうち婚約問題は一変してアルバートが隣国の姫を迎えるような話しが降って湧いてきた。これを拒絶すれば彼は王子の資格を失うのだ。しかしこの時アルバートはアレクサンドラが今は自分を深く愛していることを知り、彼女のため喜んで平民になろうと決心する。かくて二人は強制的にでなく完全に結ばれたのである。

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作品データ

原題
One Romantic Night
製作年
1930年
製作国
アメリカ
配給
ユナイト映画社
初公開日
1930年
製作会社
ユナイテッド・アーチスツ映画


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