
富司純子
絹子
大手企業の広告を手掛ける写真界の巨匠・上田義彦の初監督映画。夫を失い、今では亡き娘の忘れ形見である孫娘・渚と共に暮らす絹子。夫の四十九日を終えた彼女が、過去の記憶に想いを馳せ、慈しみながら過ごしていたある日、一本の電話がかかってくるが……。出演は「散り椿」の富司純子、「新聞記者」のシム・ウンギョン、「食べる女」の鈴木京香、「黒衣の刺客」のチャン・チェン。
※結末の記載を含むものもあります。
かつて夫と語り合い、子どもたちを育てた家に、亡き娘の忘れ形見である孫娘の渚(シム・ウンギョン)と暮らす絹子(富司純子)。夫の四十九日を終えたばかりの春の朝、世話をしていた金魚が死ぬ。椿の花でその体を包み込み、土に還す絹子。命あるものはやがて朽ちる。日常生活の中で起きる些細な出来事の数々。過去の記憶に想いを馳せ、慈しんでいたある日、絹子の下に一本の電話がかかってくる……。
[c]2020“A Garden of the Camellias” film partners [c]キネマ旬報社