松本幸四郎
大黒屋光太夫
歌舞伎の公演をHD高性能カメラで撮影しスクリーンで上映するシリーズの第36弾。みなもと太郎による歴史漫画『風雲児たち』を三谷幸喜の演出・脚本で歌舞伎化。江戸時代、商船神昌丸は伊勢を出帆するが、江戸に向かう途中で激しい嵐に見舞われ漂流してしまう。出演は「シネマ歌舞伎 女殺油地獄」の松本幸四郎、市川猿之助、「七つの会議」の片岡愛之助。2019年6月、歌舞伎座にて上演。
鎖国によって外国との交流が厳しく制限されていた江戸時代後期。大黒屋の息子・光太夫(松本幸四郎)は、商船神昌丸の船頭として伊勢を出帆するが、江戸に向かう途中で激しい嵐に見舞われて帆は折れ、大海原を漂流。船内には光太夫のほか、経験豊富な船親司・三五郎(松本白鸚)とその息子・磯吉、最年長の乗組員・九右衛門、喧嘩ばかりの水主・庄蔵(市川猿之助)と新蔵(片岡愛之助)、どこか抜けている小市ら17人が乗っていた。光太夫は、くじけそうになる乗組員を必死で奮い立たせ、再び故郷の伊勢へ戻るため方角もわからない海の上で陸地を探し求める。漂流を始めて8カ月、神昌丸はようやく発見した陸地に上陸するが、そこはロシア領のアリューシャン列島アムチトカ島であった。異国の言葉と文化に戸惑いながらも、島での生活を始める光太夫たち。厳しい暮らしの中で次々と仲間を失うが、光太夫たちは日本への帰国の許しを得るため、ロシアの大地を奥へ奥へと進んでゆく。親切な学者・キリル・ラックスマンをはじめ、行く先々で様々な人々の助けを得ながら、ようやく光太夫はサンクトペテルブルグに到着。女帝エカテリーナ(市川猿之助)に謁見するのだが……。
大黒屋光太夫
庄蔵/エカテリーナ
新蔵
三五郎/ポチョムキン
キリル・ラックスマン/アダム・ラックスマン
マリアンナ
藤助
与惣松
磯吉
勘太郎
藤蔵
幾八
アレクサンドル・ベズボロトコ
清七/ヴィクトーリャ
次郎兵衛
小市
アグリッピーナ
ソフィア・イワーノヴナ
九右衛門
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