春の序曲:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
春の序曲
春の序曲
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春の序曲

1946年2月公開
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これはデイアナ・ダービンの13番目の作品で1943年の製作である。サミュエル・ホツフェンシュタインとベティー・ラインハートの書きおろしシナリオをフランク・ボーゼージが監督したもので、ダービンの相手役は未紹介の"Nice Cirl" でダービンと共演したことのあるフランチョット・トーンとダービンとは初顔合のパット・オブライエンである。劇中でダービンはプッチニのオペラ“Turandot のアリアと、ヴィクター・ハーバートの“When You're Away”とバーニー・グロスマンとウォルター・ジャーマンが特にこの映画のために作曲した“In the Spirit of the Moment”及びマックス・ラビノウィッチが編曲したロシア民謡を唄う。

ストーリー

美しい声を持っていて音楽家になろうと志しているアン・カーターは腹違いの兄のマーティン・マーフィーをニューヨークに訪ねる。途中彼女は汽車の中に有名な作曲家のチャールズ・ジェラード氏が乗っていると聞き、彼のコンパートメントに侵入して、得意の歌を唄ってきかせたが、相手が実はセールスマンであることを知って落胆した。ニューヨークに着いてアンは兄のマーティンが自分の考えているような金持でなく、ジェラード氏の侍僕であることを発見した。アンはこの機会をつかまえて、ジェラード氏に「発見」して貰おうと決心しジェラード家のお手伝いに住み込む。ジェラード氏の住むアパートは大きなビルディングの中にあったが、ビル中の5人の侍僕、ポポフ、ジェンキンス、エメット、モレノ、リーヴスは、皆なアンの好意を得ようと競争を始める。アンがジェラード氏のために唄う機会を得る前に、ジェラード氏はリズ・キャムベルに勧められてメイン州の避暑地へ旅行する決心をしたが、出発前に彼は旅行を思い止まり、アンと侍僕たちとがポポフの誕生を祝うパーティーを開いているトロイカ料理店へ出掛ける。ジェラードが料理店に到着したときはちょうどアンがロシア民謡を唄い終わり、侍僕たちがアンにダンスを申し込んでいるところであった。アンはジェラード氏とダンスを始め、数時間後には、2人は互いに愛し合うようになってしまった。マーティンは主人がアンを弄ぼうとしているのだと誤解し、2人のロマンスを打ち壊そうとして、ジェラード氏に向かって、アンは舞台に立ちたいためにジェラード氏に接近しているのだと中傷する。ジェラード氏は再びメイン州に旅行しようと決心するが、再び出発前に思い止まって侍僕たちの舞踏会に出席する。ここで彼は初めてアンの歌を聞くことが出来た。舞台の上でジェラード氏の姿を見たアンは、畢生の感激をこめて唄った。2人が結ばれ、アンがジェラード氏の新作のヒロインとなったことはいうまでもあるまい。

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作品データ

原題
His Butlers's Sister
製作年
1943年
製作国
アメリカ
配給
セントラル・フィルム・エキスチェンジ
初公開日
1946年2月
製作会社
ユニヴァーサル映画


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