上杉一馬
雄晃
フォトグラファーとしても活躍する矢野瑛彦監督によるヒューマンドラマ。母親の小百合の入院日。手術しても助からない可能性があると知っている末っ子の雄晃は、若さゆえにその現実を受け入れきれずにいた。やがて髪を染め上げた彼は、自分の殻に閉じ籠ってしまう。出演は、新人の上杉一馬、「死にぞこないの青」の瓜生和成、「いなべ」の井上みなみ。アップリンク吉祥寺にて開催される『《ReallyLiKeFilms SHOWCASE》第一弾 矢野瑛彦監督作品選』にて上映。同時上映は短編「賑やか」。
余命宣告を受けた母・小百合(川隅奈保子)が入院するその日。夫の正晃(瓜生和成)と娘の樹莉(井上みなみ)は平静を保ち、真情とは裏腹に明るく振る舞おうと努めている。だが、思春期真っ只中にある多感な末っ子の雄晃(上杉一馬)は、まだその過酷な現実を受け止めることができないでいた。彼はやり場のない感情を自制することができなくなり、病室から逃げるように飛び出してしまう。その感情は、やがて刃となって家族を追い詰めていくのだった……。
監督、脚本、撮影、編集
撮影
音楽、照明、助監督
音楽、整音
音楽、整音
美術協力
衣装協力
ヘアメイク
ヘアメイク
録音
エンディング曲
制作
[c]キネマ旬報社