CHAIN/チェイン
2.5

CHAIN/チェイン

2021年11月26日公開、113分、歴史
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幕末の京を舞台に、新撰組の内部抗争“油小路の変”を描いた時代劇。伊東甲子太郎ら新撰組の一部が“御陵衛士”を名乗って離脱。新撰組と御陵衛士の対立が激化する中、賭場の用心棒として働いていた浪人・山川桜七郎は、御陵衛士の藤堂平助らと出会うが……。「止められるか、俺たちを」の上川周作が映画初主演を務める。京都芸術大学映画学科の学生がプロフェッショナルなスタッフの協力を得て劇場用映画を製作するプロジェクト“北白川派”の第8弾。

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ストーリー

幕末の京都。会津藩の下で治安を守る新撰組の一部が離脱、“御陵衛士”を名乗って活動していた。その頃、会津を脱藩した浪人・山川桜七郎(上川周作)は、賭場の用心棒として雇われていた。その雇い主である胴元の侠客・水野弥三郎(福本清三)に御陵衛士の篠原泰之進(渡辺謙作)、藤堂平助(村井崇記)が資金繰りの相談をしているところへ、九州の菓子屋の息子・松之助(池内祥人)が賭け金の持ち逃げで引っ立てられてくる。同郷と知った篠原が松之助を救い、藤堂らと出ていこうとしたその時、陰間乞食・惣吉(松本薫)が襲い掛かる。篠原が咄嗟に惣吉の脇腹を斬るのと同時に、藤堂の前に立ちはだかったのは桜七郎。刀を交える中、藤堂は桜七郎に侍としての共感を抱き、御陵衛士への合流を誘う。しかし、桜七郎は無言で立ち去る。一方、松之助は屯所の下男として盟主・伊東甲子太郎(高岡蒼佑)ら御陵衛士の仲間から快く迎え入れられていた。その様子をじっと見つめる斎藤一(塩顕治)。一方、新撰組局長・近藤勇(山本浩司)と副長・土方歳三(大西信満)は、新撰組を脱退せんとする伊東、藤堂、斎藤らに対して、新撰組が武士として出世を認められたことを伝える。だが、伊東は立場の違いを鮮明にし、両者の遺恨は深まっていく。そんな中、近藤の命を受けた新撰組の大石鍬次郎(佐々木詩音)は、組を抜けて討幕派に傾いた武田観柳斎(渋川清彦)の暗殺を計画。ところが、その場に現れ、武田を手にかけたのは御陵衛士であるはずの斎藤だった。一方、賭場を追われた桜七郎は、金の無心に訪れた会津藩邸で御陵衛士の不義理な行いを知り、伊東の元に乗り込む。伊東の恋人、島原輪違屋の花香太夫(土居志央梨)、惣吉を救う病持ちの夜鷹・お鈴(辻凪子)、“男など皆死んでしまえ”と嘯きながら侍に阿片を売るお染(和田光沙)らを巻き込み、新撰組と御陵衛士の対立は激化。やがて“油小路の変”の惨劇に繋がっていく……。

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作品データ

映倫区分
G
製作年
2020年
製作国
日本
配給
マジックアワー
初公開日
2021年11月26日
上映時間
113分
製作会社
北白川派(企画:北白川派/製作協力:京都芸術大学=ギークピクチュアズ=時代劇専門チャンネル=東映京都撮影所)
ジャンル
歴史

[c]北白川派
[c]キネマ旬報社