拾った女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
拾った女
拾った女
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拾った女

1953年8月23日公開
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「嵐を呼ぶ太鼓」のジュールス・シャーマーが製作した1953年度作品で、赤色スパイの暗躍を描く活劇メロドラマ。「生きるためのもの」のドワイト・テイラーが脚本を書き下ろし、「鬼軍曹ザック」のサミュエル・フラーが脚色・監督に起用されている。撮影は「わが心に歌えば」のジョー・マクドナルド、音楽はリー・ハーラインが作曲した。出演者は「人生模様」のリチャード・ウィドマークとジーン・ピータース、「わが心に歌えば」のセルマ・リッター、ミュジカルのマーヴィン・ヴァイ、ほかにリチャード・カイリーやウィリス・バウチイ、ミル・バーン・ストーンら。

ストーリー

スリのスキップ・マッコイ(リチャード・ウィドマーク)はニュウ・ヨークの地下鉄でキャンディ(ジーン・ピータース)という娘からバグの金入れをスリ取った。やがてそれに気づいた彼女は雇主ジョーイ(リチャード・カイリー)に知らせたが、特許弁護士の仮面をかぶって実は赤色スパイである彼は、盗まれた物が機密フィルムであることから、全力をあげてそれを取り戻すよう手下たちに指令した。一方、スリの現場を目撃していたGメンは、キャンディが自ら気づかずにスパイの手先となっていることを知っていたから、この機に一挙にスパイ団の全貌を掴もうと、タイガー警部(マーヴィン・ヴァイ)以下の捜査陣が事件に乗り出した。彼らはジョーイの手下で女スリの前科者であるモウ(セルマ・リッター)の口から犯人がスキップであることを聞き出し、キャンディをおとりに彼からフィルムを吐き出させようとした。今やジョーイの悪事を知った彼女は、フィルムを警察に渡さないとスパイ団はどんな手段に出るか分からないと、真心からスキップを口説いたが、強気な彼はジョーイを脅迫して売りつけるのだと頑張って取り合わなかった。しかし、ジョーイがスキップの居所を知ろうと焦ってモウを射殺したと知った時、キャンディはやむなくスキップをビール瓶で殴ってフィルムを奪った。当局の指示で彼女はフィルムをジョーイに渡すことになったが、重要な機密部分が抜き取られていることに気づいた彼は、彼女を撃って負傷させ、彼女の紙入れからスキップの住所を奪い取った。がスキップは巧みにジョーイの裏をかき、彼がフィルムをスパイ団の首領に手渡そうとした現場に現れて、首領を撃ち倒し、大格闘の末ジョーイを警察の手に引き渡した。警察はこの殊勲に免じて今までのスキップの罪状を水に流し、キャンディは晴れて彼と結ばれることになった。

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作品データ

原題
Pickup on South Street
製作年
1953年
製作国
アメリカ
配給
20世紀フォックス極東会社
初公開日
1953年8月23日
製作会社
20世紀フォックス映画


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