一六生活線:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
一六生活線
一六生活線
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一六生活線

1931年公開
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エヴァ・ケイ・フリント、マーサ・マディスン両人合作の舞台劇から「東は西」のトム・リードが映画劇に改作し、「速成成金」のコートニー・タレットが撮影台本を作り上げ、「雷親爺」「名門芸術」のシリル・ガードナーが監督し、「母性」「ロスト・ツェッペリン」のジャクスン・ローズが撮影したもので主なる出演者は「マルタの鷹(1931)」のリカルド・コルテス、「ウォタルウ橋」のメイ・クラーク、「女学生の日記」のノーマン・フォスター、「運命の兄弟」のマリー・プレヴォー、「禁酒天国」のスリム・サマーヴィル等である。

ストーリー

カアリイはある食料品店の裏事務所に電話線を引き込んで子分を使い競馬賭博を業としていた。彼の忘れられない女ビイは今日ではドッギイと結婚生活に入っていたが性来賭博好きのドッギイとは反対に堅実な生活を望んでいた。彼女が秘密酒場を経営しているのは、良人ドッギイにガソリン・ステーションをやらせるための資金かせぎに他ならなかった。カアリイはマニキュア・ガールのアリスの恋を斥け、彼女を利用してビイの住居をようやく突き止めたが彼等夫婦の困っているのを見て、彼女に近づく機会を見いだそうとする。カアリイの好意は、妻ビイに近づく術策と考えてドッギイは一度は断るが、ついにはカアリイに車を買って貰い、自分は運転手となり自分の部屋はカアリイ達の競馬賭博の事務室に貸し与える。ドッギイはいよいよガソリン・ステーションを求めるべく預金を出しに行った際、競馬の予想を商売とするジェリイという男にひっかかる。そして彼の言葉に従ってインシレネイターという馬に賭ける決心をする。こうすればカアリイに精神的な復讐が出来ると考えたからであった。とも知らぬビイは自分のアパートでガソリン・ステーションの写真を持って明るい空想に耽っている内、放送が始まりドッギイが突然夢中になって騒ぎはじめたのでビイは唖然としてしまう。ついにインシレネイターの勝ちが宣せられた。この時ドッギイは嬉しさの余り資金を競馬に賭けたことを彼女に打ち明ける。だが次の瞬間インシレネイターの失格が報ぜられドッギイの企ては失敗に帰してしまった。良人の頼りなさに怒ったビイは彼と手を切りアパートを去ろうとした。折しも突如この賭博事務所に踏み込んだ刑事はカアリイ達の巣窟にピストルまでも発見する。なおもカアリイの術策がドッギイ夫婦の上に及ばんとしたがそのピストルからカアリイの悪事はすっかり暴露してしまう。心ならずも昔のマニキュア・ガールに帰ったビイはカアリイの爪を磨いている。今ではガソリン・ステーションを経営しているドッギイはカアリイを追って来たり、床屋の入口でトラックの運転手と口論を始める。心配したビイはカアリイを置き去りにしてドッギイと共にガソリン・ステーションの我家に引き上げる。ビイに代わってカアリイの爪を磨く女はアリスであった。

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作品データ

原題
Reckless Living
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
大日本ユニヴァーサル社
初公開日
1931年
製作会社
ユニヴァーサル映画


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