黒沢あすか
衣舞
さまざまな短編を製作してきた小川貴之監督の劇場初公開作品。何かに心奪われて運命の岐路に立つ人々を3話からなる短編でつなぎ、先の読めないスリリングなストーリーが展開する。謎のバルーンが出現した東京を舞台に、失踪した息子を捜す母と息子の恋人を追いかける「それは、ただの終わり」、憧れの宇宙飛行士への取材を控えたサイエンスライターの宇宙観をめぐる「ASTRO AGE」、妻に内緒で釣りに興じる男の失敗と狂騒の顛末「つれない男」で構成される。「親密な他人」の黒沢あすか、「真夜中乙女戦争」の山口まゆ、「初恋」の小西桜子、劇団南河内万歳一座のベテラン・荒谷清水などが出演。撮影は3編とも平野礼。物語を彩る都市とノスタルジックな風景の対比など、ロケーションも見どころの一つ。
「それは、ただの終わり」=有害物質を放っているとされる正体不明のバルーンが浮遊する東京で、ある日忽然と姿を消した大学生の臣(おみ)。手がかりを求めて上京した臣の母・衣舞(えま)は、息子の恋人・みどりとともにその消息を探る。話がすれ違う2人だったが、やがて臣は生死に関わる危険にさらされているのではないかという疑念が浮かび上がる。「ASTRO AGE」=若手サイエンスライターのみさきは、有人小惑星探査ミッションを成功させて地球に帰還した宇宙飛行士へのインタビューを任される。夢のようなオファーに張り切っていると、叔母からインタビューの練習を勧められ、半ば無理やり身近にいた宇宙ファンの話を聞くことに。いまいち乗り気になれないみさきだったが、やがて思いもよらない宇宙観に遭遇する。「つれない男」=男は毎朝スーツに身を包み、妻に見送られて家を出る。しかし向かうのは会社ではなく、いつもの川。素人の釣り人をあざ笑い、ただひたすら釣るのだったが――その夜、帰宅した男は自分のしくじりに呆然とする。
衣舞
みどり
みさき
宇宙飛行士
模擬インタビューの相手役
みさきの叔母
出版会社編集長
男
妻
川で出会う男
監督、脚本、編集
撮影
音楽
音楽
音楽(導入曲・終幕曲)
音楽(挿入曲)
美術
美術
美術、衣装
衣装
衣装助手
ヘアメイク
照明
照明
録音
録音、整音
録音、MA
合成/ CG
助監督
助監督
助監督
監督助手
制作助手、制作応援
制作助手
制作主任
制作進行
制作進行
プロデューサー
プロデューサー
アシスタントプロデューサー
エキストラ担当
撮影助手
撮影助手
撮影助手
照明助手
照明助手
照明助手
カラリスト
車両協力
スチール
写真協力、フィッシングアドバイザー
写真協力
題字
英語字幕翻訳
フィッシングアドバイザー
[c]キネマ旬報社