唇の罪:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
唇の罪
唇の罪
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唇の罪

1930年公開
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「命を賭ける男(1930)」と同じスタッフによって作られたウィリアム・パウエル氏主演映画である。チャールズ・ファースマン氏作の物語を素材として「命を賭ける男(1930)」「テキサス無宿」のオリヴァー・H・P・ギャレット氏が脚色並びに台詞を担当し、ジョン・クロムウェル氏が監督したもの。キャメラは「法の影」「命を賭ける男(1930)」のチャールズ・ラング氏がクランクしている。助演者は「命を賭ける男(1930)」「ココナッツ」のケイ・フランシス嬢、「愛の復活」のスコット・コルク氏、「ブロードウェイ(1929)」のトーマス・ジャクソン氏、「男の正体」のウィリアム・B・デイヴィッドソン氏等である。

ストーリー

ウィリアム・フォスターが判事事件の被告のために弁護人として法廷に熱弁を振るうと如何に被告が不利な立場にあっても必ず判決は被告に有利なものとなった。これがためにニューヨークの警察当局並びに法曹界では、余りにフォスターが成功し過ぎるのに不審を抱くに至った。中でも腕利きの探偵デーリーはフォスターの尻尾をきっと捕まえてみせると躍起になった。ある有名な事件で勝ったフォスターは弁護依頼人から弁護料の代わりに高価な指輪を貰ったがこの指輪は後日に至って贓品であることが判り、フォスターの身に災いするのである。フォスターは女優アイリーン・マナースと恋仲であったが彼は結婚したくないと称していた。彼に首ったけのアイリーンは最後の手段としてフォスターに嫉妬を起こさせる心算で、社交界でも顔の売れている金持ちの不良漢ディフォーに好意を示し始めた。彼女は郊外の待合に乱痴気騒ぎに行った帰途ディフォーの自動車を操縦した。ところが運悪く歩行者を轢殺してしまった。ディフォーは目撃者がなかったのを幸い、アイリーンを逃がして自分一人で罪を引き受けた。彼女はフォスターにディフォーの弁護を依頼したが、ディフォーが事件について緘黙を守るのでフォスターは熱弁を振るうことが出来ず、被告に不利な情勢となった。それのみならず検事が証拠品として提出した自動車中から発見された指輪は贓品であることが判明したので、被告の身辺には疑雲いよいよ深くなった。フォスターはその指輪こそアイリーンに与えたものであるから、事件が起こった時は彼女がディフォーと同伴していたことを推察し甚だしい精神的打撃を受けた。彼は裁判延期を願って煩悶を医すべく秘密の酒場に赴いて暴飲した。そこで彼に好意を寄せている男が陪審官の一人に贈賄することを勧めた。乱酔と嫉妬とで分別を失ったフォスターは有力な陪審官に賄賂を贈った。その結果翌日の公判廷に於ける陪審官の判決は被告に有利なものであった。デーリー探偵はこの判決を臭いとにらみ、怪しいと直感した陪審官を召喚してサード・ディグリー訊問を行った。かくてフォスターの賄賂は暴露し直ちに彼は起訴された。一方アイリーンは検事ストーンの許を訪れて、例の指輪の提出以来フォスターはアイリーンを不名誉から救いたい一念から贈賄するに至った事情を説明したが、検事は彼女に対して何等満足すべき答弁をしなかった。アイリーンはついに証人として自動車を運転していたのは自分であることを告白しようと決心した。フォスターはこの事あるを知って自ら贈賄の罪を白状した。フォスターが懲役に処せられ刑務所入りをする日アイリーンは彼の出獄の日を待っている旨を告げた。

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作品データ

原題
For the Defense
製作年
1930年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社輸入
初公開日
1930年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社