不思議な世界の物語:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
不思議な世界の物語
不思議な世界の物語
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不思議な世界の物語

1964年3月6日公開
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ハーマン・ガスナーの「グリム兄弟伝」をデイヴィッド・P・ハーマン、チャールズ・ビューモント、ウィリアム・ロバーツが脚色、「ボーイハント(1961)」のヘンリー・レヴィンが監督した童話ドラマ。グリム兄弟の3作品の部分は「親指トム」の製作者ジョージ・パルが自ら演出した。撮影は「タイム・マシン」のポール・C・ヴォーゲル、音楽は「ガールハント」のリー・ハーラインの担当。出演者は「逃げる男」のローレンス・ハーヴェイ、「翼のリズム」のカール・ベーム、「地球の危機」のバーバラ・イーデン、「戦争と平和」のオスカー・ホモルカ。挿話には「黙示録の4騎士」のイヴェット・ミミュー、「ウエスト・サイド物語」のラス・タンブリンなど。

ストーリー

ヤコブ(カール・ベーム)とウィルヘルム(ローレンス・ハーベィ)のグリム兄弟はプロシャ皇帝に献上する公爵家の歴史著述に没頭していた。2人とも夢想家で子供好き。仕事中でも子供に頼まれれば“踊るお姫さま”ー―トランプ占いの婆さんに姿の消えるマントをもらった木こり(ラス・タンブリン)が、命を賭して懸賞のお姫さま(イヴェット・ミミュー)の靴底に毎夜穴のあく理由をつきとめるため変装して姫を尾行、踊り明かす姫のパートナーをつとめてその心をとらえ、結ばれるという話ー―を話してやり悦に入るウィルヘルム。独身のヤコブに兄弟の本を買った女グレタ(バーバラ・イーデン)との間に愛が芽生え始めた。ウィルヘルムは公爵の仕事を片づけて、また町の子供達に“くつ直しと小妖精”ー―クリスマスの前夜、働き者で子供好きの靴屋(ローレンス・ハーヴェイ)が、彼らのために操り人形を作ってやったため、仕事が遅れてしまい、矢のような催促を受けていたが、その夜いつしか眠ってしまった。すると、人形たちが起き出して靴の修理をやった。翌朝、お客は満足げに帰って行った。ー―を話してやった。その直後、兄弟は公爵に大目玉を食った。家史に手ぬかりがあったのだ。2人は資料を求めに出かけた。ウィルヘルムは森のお婆さんに“歌う白骨”ー騎士のルドウィッヒ(テリー・トーマス)と従者ハンフ(バディ・ハケット)は竜退治に出かけた。竜はハンスがしとめたが、ルドウィッヒは彼を殺し、自分の手柄にするとともに、恩賞をうけた。ある日、羊飼が白骨をみつけて笛にして吹いたら、不思議にもハンスの殺された理由を歌った。ー―の話を聞くが、あわてて帰る途中、文庫を河に落としてしまった。ヤコブは怒って共同執筆を解散しようと言い出した。ウィルヘルムは重い病床についた。その中で、彼が創った童話の登場人物が彼を見舞った。彼は快方に向かい、ヤコブも彼と仕事をするのが一番だと考え直した。そして共同で童話に専心、その熱意は名声をひろげていった。

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作品データ

原題
The Wonderful World of the Brothers Grimm
製作年
1962年
製作国
アメリカ
配給
東宝
初公開日
1964年3月6日
製作会社
MGM=シネラマ映画


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