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1964年10月27日公開、107分、サスペンス・ミステリー
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アーネスト・K・ガンの原作をハロルド・メドフォードが脚色、「雨の中の兵隊」のラルフ・ネルソンが演出した事件推理ドラマ。撮影は「けっさくなエディ」のミルトン・クラスナー、音楽は「野のユリ」のジェリー・ゴールドスミスが担当した。出演は「うしろへ突撃!」のグレン・フォード、「フラワー・ドラム・ソング」のナンシー・クワン、「ニューヨークの休日」のロッド・テイラー、「遠い喇叭」のスザンヌ・プレシェット、「たくましき男たち」のジェーン・ラッセル、ウォリー・コックス、ドロシー・マローンなど。製作はアーロン・ローゼンバーグ。

ストーリー

ジェット航空機の機長サベジ(ロッド・テイラー)は、エンジンの故障でスチュワーデスのマーサ(スザンヌ・プレシェット)を除く全乗員と49名の乗客を失うという大惨事をひき起こした。運航部長のサム(グレン・フォード)は事故が全く不可抗力のものであったかどうかを調査することになり、右エンジンの故障の原因はカモメが吸いこまれたから、という理由を発見したが、左エンジン故障の原因はわからなかった。またある新聞記者の話によると機長が出発前に酒を飲んだという。サムは入院中のマーサを訪ねてその件を問い合わせたが、そんなことはないといい、左右のエンジンの故障も警報装置によって確認されたという。サムはサベジの過去をあらいつくし、彼にはかつて恋したアメリカの映画女優(ジェーン・ラッセル)のあったこと、また、最近婚約を破棄した女のあることもつきとめたが、それらの中から犯罪につながる、つまり、サベジの故意の事故だと納得させるものは何もなかった。また、彼が飛行前に飲酒したという噂も、サベジの友人が否定の証言をした。また飛行仲間の彼はサベジの過去の飛行中の沈着さを証明する話をサムは聞いた。やがて査問会が開かれ、化学的実証をするために、事故の原因をつきつめようと、実際に飛行機を使用し、そのことによって意外な事実を発見した。マーサがコーヒーを持って行ったとき、右エンジンが故障したため、急に機体が傾き、パネルの上においたコーヒーがこぼれ、パネルの下の無電器と警報装置を結ぶ電線がショートしたため、左エンジンが故障という誤った警報を発したのであった。

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作品データ

原題
Fate is the Hunter
製作年
1964年
製作国
アメリカ
配給
20世紀フォックス
初公開日
1964年10月27日
上映時間
107分
製作会社
20世紀フォックス映画
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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