兵学校の花形:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
兵学校の花形
兵学校の花形
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兵学校の花形

1937年公開
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「平原児」のジェームズ・エリスン、「ハリウッド大通り」のマーシャ・ハント、「女性の反逆」のバン・ヘフリン、「硝煙牧場」のハリー・ケイリーが共演する映画。「二つの顔(1935)」「無法者仁義」のクリスティー・キャバンヌが原作・監督したもので、脚色には「二つの顔(1935)」のジョン・ツウィストがジェーン・ターナーと協力した。撮影は「特ダネ戦線」のラッセル・メティの担当である。助演者は「家なき少年群」のアン・ホビイ、アーサー・レイクその他。

ストーリー

海軍の軍務に身も魂も打ち込んでいる兵曹長マーティンは、息子のビルをアナポリスの海軍兵学校に入れて、海軍士官にすることを唯一の望みとしていた。幸いビルは入学試験パスし、パーカー、くれ面す、ウイルスン等と同室する。パーカーは富豪で海軍贔屓の祖父を喜ばせるだけの目的で入学したので、海軍を愛する気持ちは少しもなかった。それで海軍熱の高いビルは彼と口論の末、殴り倒した。それを恨んだパーカーはいつかはビルを退校させてやると放言した。2年に進級してビルは端艇部の主将となり、兵学校年中行事の大舞踏会で英雄扱いを受ける。その席上クレメンスの妹ジュリヤと会ってビルもパーカーも、深く彼女を愛するようになった。ビルはジュリヤと翌日会う約束をしたが、父が陸上勤務になって、倅の候補生姿を見に来るといって来たので、彼女との約束を果たせない。その隙にパーカーはジュリヤを誘い出した。翌日、パーカーはビルに向かって、候補生は結婚を許されないから、ジュリヤと結婚するために近く海軍を辞すつもりだ、と告げる。そこでビルはジュリヤに自分の愛を打ち明け、結婚の約束をした、そのためには海軍を辞す覚悟をして。ところがジュリヤはふとしたことでマーティン兵曹長と会い、彼がビルの士官となることを一生の望みとしていることを知り、ビルに絶縁状を出した。ビルは彼女の変心を信ぜず、学校を抜け出してジュリヤの宿を訪ねる。その途中でバニイという娘がビルをドライブに誘い、断られると彼の帽子を奪って逃げてしまう。ビルがジュリヤの部屋に入ったとき、パーカーから電話がかかり、ビルの無断外出を彼に知られる。パーカーはそのことを口外しないから自分と付き合えとジュリヤに強要する。ビルが学校へ戻ると、先刻のバニイが自動車の転覆で重傷を負い、現場に発見されたビルの帽子が問題になっていた。重傷者を見捨てて逃げたと認められればビルは重罰を受ける。不在証明を立てるにはジュリヤの名を出さなければならぬ。ビルは黙して天命を待つ。その態度に打たれたパーカーは病院にバニイを訪ねて、彼女の口からビルの不在証明を言わせたのでビルは軽い咎めだけで許された。遠洋航海に鹿島立つ日、新しい友情に結ばれたビル・マーティンとパーカーは艦上からジュリヤの見送りに微笑をもって応えた。

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作品データ

原題
Annapolis Salute
製作年
1937年
製作国
アメリカ
初公開日
1937年
製作会社
RKOラジオ映画


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