風が通り抜ける道:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
風が通り抜ける道
風が通り抜ける道
4.8

風が通り抜ける道

2024年1月12日公開、92分、ヒューマンドラマ
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「ぬくもりの内側」の田中壱征監督による、様々な思いを抱える人々が沖縄の温もりに触れる人間ドラマ。歌手を目指すが芽が出ない光、自衛隊を定年退職しても帰るところのない健太、元戦場カメラマンの貞夫らは、人情の残る沖縄で愛や温もりに気付いていく。東京で挫折を味わった大城光を沖縄県出身で「ぼんとリンちゃん」の比嘉梨乃が、光を売り出そうとする芸能プロダクション社長をお笑いタレントの山田邦子が演じる。2023年第15回沖縄国際映画祭沖縄映画特集部門上映作品。

ストーリー

那覇市首里で生まれ育った大城光は、幼くして母を亡くし、父・隆と支え合いながら暮らしてきた。18歳になり、歌手になる夢を捨てきれない光は、父の心配を押し切って上京。運良く芸能プロダクションに所属でき、大切に育ててくれる担当マネージャーがつき、新たな生活がスタート。しかしなかなか芽が出ず、悔しい思いをすることの多い日々を送るうちに、28歳の誕生日を迎える。歌ではなく旅番組の収録で九州を訪れていたところ、沖縄の父からメールが届く。そこには誕生日を祝う言葉とともに、父が癌を患っていることが記されており……。一方、光の父の同級生・平健太は自衛隊を定年退職し故郷である沖縄に戻ろうとするが、幼い頃に両親が病死し実家はすでになかった。帰るところがない健太は、子供時代に支えてもらったおばあを訪ねてみることに。おばあもまた、夫に先立たれ親族もおらず、ヘルパーの支えだけが頼りという孤独の身だった。おばあの家を訪ねる途中、健太は沖縄本島で元戦場カメラマンの上原貞夫と出会う。貞夫は戦場で多くの命が奪われていくのを目の当たりにして精神的に弱っていき、日本に帰ることにしたが、妻も家も失い、50歳を手前に住所不特定・無職という状態に。関西から名古屋、そして、東北、北海道と日本の美しさをシャッターに収める新たな旅に出たものの、冬の北海道で行き場を失い、助けてくれた人から沖縄の神様に会って来たらどうかと言われたのだった。人間本来の人情と愛情と強さが残るこの沖縄で、それぞれが愛や温もりに気づいていき……。

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作品データ

映倫区分
G
製作年
2023年
製作国
日本
配給
FEEL PICTURES
初公開日
2024年1月12日
上映時間
92分
製作会社
FEEL PICTURES(制作:ISSEY FILMS=2112photography=CREATE-Links)
ジャンル
ヒューマンドラマ


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