ダヨ・ウォン
ラム・リョンソイ
香港映画の興行収入記録を更新する1.21億香港ドル(約22億円)の大ヒットとなった法廷劇。上司の気分を害し治安判事の職を失い法廷弁護士に転身したラムは、フォンと組み児童虐待事件を担当するが、事件は思わぬ方に転がり、大きな権力闘争に巻き込まれ……。監督は、ダンテ・ラム監督作品「激戦 ハート・オブ・ファイト」「コンシェンス/裏切りの炎」などの脚本に参加したジャック・ン。本作で監督デビューを果たした。正義が失われた法廷で戦う弁護士ラム・リョンソイを、スタンダップ・コメディアンとして活躍し、「6人の食卓」などに出演、監督としても活動するダヨ・ウォンが演じる。
50代の治安判事ラム・リョンソイ(ダヨ・ウォン)は、新しい上司の気分を害したことから、失職してしまう。ラムは友人の勧めで法廷弁護士となり、機転の利く若い女性法廷弁護士フォン・カークワンと組んで、児童虐待事件を担当。閉廷後、昏睡状態だった被告人ツァン・キッイ(ルイーズ・ウォン)の娘が突如息を引き取り、ツァン・キッイは過失致死罪で起訴される。しかしツァン・キッイは、娘が重傷を負った事件の夜、愛人であるチュン・キンイ医師も現場にいたと供述。彼なら自分が無実であることを証明できると主張する。しかしチュン・キンイの妻チュン・ニンワー(フィッシュ・リウ)は、香港の経済界を牛耳る名門一族出身であった。証言台に立ったチュン・キンイは計画とは異なる証言をし、ツァン・キッイに濡れ衣を着せるが、この機会を利用してチュン家と繋がろうとしていたラムは異議を唱えることができず、ツァン・キッイに禁錮17年の刑が言い渡される。2年後、法廷弁護士の仕事を辞めたラムは公共の不正行為を専門にした法律事務所を営んでいるが、ツァン・キッイの一件が常に頭から離れずにいた。そんなある日、ツァン・キッイが不利になる証言をした証人が自殺。遺書には、ツァン・キッイは真の犯人ではないと書かれていた。ラムとフォンは、ツァン・キッイについて再審請求することを決意。しかしそれはチュン一族との戦いを意味し、二人は大きな権力闘争に巻き込まれていく……。
監督、脚本
脚本
脚本
製作
製作
撮影監督
音楽
音楽
音楽
美術
編集
編集
編集
衣裳デザイン
照明
照明
日本語字幕
[c]キネマ旬報社