夜明けへの道:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
夜明けへの道
夜明けへの道
-

夜明けへの道

2024年4月27日公開、101分、ドキュメンタリー
13
-
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

2021年の軍事クーデター以降圧政が続くミャンマーで抗議デモを先導したとして指名手配されたコ・パウ監督が、自らの潜伏生活を撮影したドキュメンタリー。市民は監視され軍に都合が悪い情報を発信する者は処罰される状況下ながら、監督の闘いと決意を撮る。福岡アジアフィルムフェスティバル2023上映作品(映画祭題「夜明け」)。

ストーリー

東南アジアのインドシナ半島西部にあるミャンマー。かつてビルマと呼ばれたこの国は、2011年には半世紀にわたる軍事政権が終わり、言論の自由が拡大していった。自由な時代の中映画製作を手がけていたコ・パウは、新型コロナウイルスが広がり外出が難しくなると、コメディ動画を家族で製作しSNSに投稿。厳しいロックダウンに苦しむ市民を元気づけ、総フォロワー数は100万人を越えるほどに。しかし2021年2月1日早朝、軍事クーデターが勃発。軍は前年の総選挙で不正があったと主張しアウンサンスーチー国家顧問ら民主派政権の幹部を拘束、非常事態を宣言して全権を掌握し、国の状況は一日にして一変。コ・パウら著名人は抗議デモを先導したとして指名手配され、国軍はデモ隊を機関銃で一掃するなど容赦なく弾圧していく。市民は人間としての尊厳を失い、常に監視され、自己表現が制限される社会になり、軍に都合が悪い情報を発信するものはすべて処罰の対象に。国軍から追われたコ・パウは民主派勢力の支配地域に逃げ、2022年、ジャングルでの潜伏中に短編映画「歩まなかった道」を製作。さらに、潜伏生活を続ける自らの姿を撮影したセルフドキュメンタリーである本作を手がける。国内外に情勢を伝えるのは困難であっても、ミャンマーに目を向けてほしい、そして民主化の時計の針を巻き戻すまいとするコ・パウ監督の闘いと決意を映す。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
RAYS OF HOPE
映倫区分
G
製作年
2023年
製作国
ミャンマー
配給
太秦
初公開日
2024年4月27日
上映時間
101分
ジャンル
ドキュメンタリー

[c]Thaw Win Kyar Phyu Production
[c]キネマ旬報社