監督、脚本、製作、撮影
ロシアがウクライナ東部マリウポリに侵攻を開始した直後から、戦火に見舞われた人々の惨状をAP通信取材班が撮影、世界に発信した記録映像。監督はウクライナ東部出身で、AP通信社のビデオジャーナリスト、ミスティスラフ・チェルノフ。エフゲニー・マロレトカと、ワシリーサ・ステパネンコの3人の報道チームで、命がけのマリウポリ包囲戦の取材を行った。第96回アカデミー賞長篇ドキュメンタリー賞受賞。取材チームは2023年ピューリッツァー賞公益賞も受賞した。
ストーリー
2022年2月、ロシアがウクライナ東部に位置するマリウポリへの侵攻を開始。これを察知したAP通信のウクライナ人記者ミスティスラフ・チェルノフは、仲間とともに現地に向かった。ロシア軍の容赦のない攻撃による断水、食料供給や通信の遮断……瞬く間にマリウポリは孤立していく。海外メディアが次々と脱出していくなか、彼らはロシア軍に包囲された市内に残り、死にゆく子どもたちや遺体の山、産院への爆撃など、侵攻するロシアによる残虐行為を命がけで記録、世界に発信し続けた。取材班らも徐々に追い詰められていき、チェルノフたちは辛い気持ちを抱きながらも市民を後に残し、ウクライナ軍の援護によって市内から脱出することになる。
スタッフ
音楽
ジョーダン・ディクストラ
編集、プロデューサー
ミッチェル・マイズナー
フィールド・プロデューサー
ワシリーサ・ステパネンコ
プロデューサー
ラニー・アロンソン=ラス
プロデューサー
ダール・マクラッデン
スチール撮影
エフゲニー・マロレトカ
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