大学生の時にバレエの虜になり、バレエダンサーになるためにたゆまぬ努力を重ねるインド人マニーシュに迫るドキュメンタリー。インド人がバレエダンサーになる困難、家族との関係、ライバルである若き天才ダンサー、恩師イェフダの存在など、その熱き5年間を追う。監督は元バレエダンサーの映像作家レスリー・シャンパインと、ドキュメンタリーやテレビドラマを長年手がけてきたピップ・ギルモア。
ストーリー
インド・ムンバイ。ダンスなど興味のなかったマニーシュ・チャウハンは、18歳の時にボリウッド映画のアクロバティックな動きに魅了され、自己流のトレーニングを始める。筋力を鍛え、柔軟性もアップ。様々な動きが可能になると、ダンス熱を抑えられなくなるが、インドではダンスは富裕層の趣味であり、タクシー運転手の息子であるマニーシュはダンスが仕事になるなど夢にも思わなかった。TVのリアリティ番組『ダンス・インディア・ダンス』に出演した彼は審査員に誉められ、自宅から片道2時間をかけてダンススクールに通うことに。そこでイスラエル系アメリカ人のダンス教師、イェフダ・マオールと出会う。マニーシュはイェフダが教えるクラシックバレエの基礎を短期間で習得。そんななか、マニーシュより年下で才能に恵まれたアーミル・シャーがスクールに通い始め、イェフダは彼ら2人のためだけに時間をとって指導するようになる。彼らの類い稀な能力は英国ロイヤルバレエの目に留まり、若いアーミルはロイヤルバレエ学校にインド人として初の入学が決まる。ライバルの躍進に心揺れるマニーシュ。やがてマニーシュは24歳になり、年齢的にバレエ団への入団も難しくなっていくなか、イェフダの縁も頼りにイスラエルのカンパニーに入ることを模索する。様々な経費は、彼の才能に惚れ込んだパトロンのマリアムが援助してくれることになった。だが、なかなか受け入れ先は決まらない。一方、インド国内では映画の主役に抜擢されるなど、マニーシュは注目の存在となってゆく。しかし25歳となった彼は、ダンサー生活で初の大きなケガも経験。肩の手術を余儀なくされ、回復まで1年を要することになる。さらに2020年、世界は新型コロナウイルスによってロックダウンが始まり、ダンスカンパニーも活動の自粛を余儀なくされる。そんな状況下で、マニーシュは最後のチャンスだと信じ、ニューヨークへと向かう。ダンススクール「ペリダンス・センター」の扉を叩き、多くのダンス留学生とともに新たな未来を切り拓こうとする彼に、ソロ・パフォーマンスのチャンスが舞い込む。ワシントンD.C.のケネディセンターで、マニーシュは自分の振付を観客の前で披露。インドのムンバイでダンスに目覚めた少年の顔は、プロのダンサーのそれに変貌していた……。
キャスト
スタッフ
監督、プロデューサー
レスリー・シャンパイン
監督
ピップ・ギルモア
エグゼクティヴ・プロデューサー
ジェイ・ショーン
エグゼクティヴ・プロデューサー
ジョン・パトリック・キング
エグゼクティヴ・プロデューサー
ジチン・ヒンゴラーニ
エグゼクティヴ・プロデューサー
エスター・バン・メッセル
エグゼクティヴ・プロデューサー
ダイアナ・ホルツバーグ
撮影監督
ニール・バレット
撮影監督
アブヒジット・ダッタ
編集
ジェニファー・ビーマン
編集顧問
ヘマル・トリベジ
プロデューサー
プリヤ・ラマスバン
プロデューサー
シンシア・カネ
プロデューサー補
ラクミニ・ムーリク
プロデューサー補
ネハ・シャルマ
作曲
ナイニータ・デサイ
作曲
ニナ・ハンフリーズ
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