結成40周年を迎えたロックバンド、爆風スランプが1985年にリリースした楽曲『大きな玉ねぎの下で』を基に「アイミタガイ」の草野翔吾監督が映画化。手紙やノートでのやり取りを通して顔も知らない相手に恋をする、令和と平成2組の男女の姿を描くラブロマンス。出演は「恋は光」の神尾楓珠、「バジーノイズ」の桜田ひより、「さがす」の伊東蒼、「リゾートバイト」の藤原大祐、本作の主題歌も担当するシンガーソングライターのasmi。
ストーリー
夜はバー、昼はカフェになる『Double』でそれぞれ働いている丈流(神尾楓珠)と美優(桜田ひより)。“夜の人”と“昼の人”を繋ぐのは、連絡用の<バイトノート>だけ。最初は業務連絡だけだったが、次第に趣味や悩みも綴るようになってゆく2人。会ったことがないからこそ素直な気持ちになれたのだが、実は2人は顔見知りだった。しかも、全くそりが合わず関係は最悪。お互いの素性を知らないまま、丈流と美優は大きな玉ねぎの下(武道館)で初めて会う約束をする……。一方、ラジオ番組『TOP POP』では30年前の文通相手(ペンフレンド)との恋が語られていた。お互いに顔は知らないが、想いを寄せる人と武道館で初めて会う約束をして……。そんな令和と平成2つの恋が交錯し、やがてひとつの奇跡が待ち受ける……。