緑色の髪の少年:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
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緑色の髪の少年
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緑色の髪の少年

1950年3月7日公開,82分
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「窓」「暴力行為」のドリー・シャリイがRKOに置土産として残した映画で、原作は著名な新聞論説者の娘ベッツイ・ビートンで、これを新進ベン・バーズマンとアルフレッド・ルイス・レヴィットが共同脚色、新進監督ジョセフ・ロージーが監督したもの。撮影は「レベッカ」「美人サム」の名手ジョージ・バーンズ、音楽監督は「ママの思い出」のC・バカライニコフ、タイトル音楽としてエデン・アーベスのヒット曲「自然児」が用いられている。主演は「海の男」「海の呼ぶ声」の名子役ディーン・ストックウェル、「孤児」のパット・オブライエン、「暴力行為」のロバート・ライアン、「窓」のバーバラ・ヘイルの4人。それに「アンナとシャム王」のリチャード・ライオン、「私はあなたのもの」のウォルター・カトレット「出獄」のサミュエル・S・ハインズ等が助演している。1949年度封切になる総天然色作品。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ある小都会の警察に、つるつるの坊主頭の少年が保護されていた。係官の訊問に一言も答えぬ少年に手を焼いたが、来合わせた児童心理学の権威エヴァンス博士の応待でかたくなな少年の口は開かれ、到底信じられない物語が語られた。少年ピーターはロンドンの富裕な家庭に生れ、幸福な日を送っていたが、やがて今次大戦の戦火はロンドンを襲い、彼は両親に別れて疎開先に不自由な月日を過ごす。そのうちに両親からの音信が絶え、彼はアメリカ人の芸人にともなわれて渡米する。その芸人はおじいさんと呼ばれている好人物で、ピーターを己が孫として可愛いがる。おじいさんの取りなしでピーターは町の人と親しくなり学校に入って美しい女教師ブランド先生や級友たちと仲良く遊ぶうちに両親の居ない淋しさも忘れる。だが学校で催された世界の戦災孤児救援のための衣服供出が行なわれた日ふとしたことから両親の爆死を知り自分が哀れな戦災孤児だと判ったから、悲しさの余り彼の頭は戦争の恐怖で一杯になる。そしてある朝、彼の頭髪は一夜にして鮮やかな緑色に変わってしまう。おじいさんは驚き、町の人々は好奇の眼を見張り、医者は首をかしげる。緑の髪は伝染するという噂がひろがり、町の人からも学友からもボイコットをくらう。孤独の淋しさに堪えかねたピーターは郊外の森深くさ迷いこむ。ふと目がさめると、彼は学校の戦災孤児救援のポスターに見た惨めな姿の孤児たちに囲まれている。そして彼等から「緑の髪は戦災孤児の象徴だ。子供たちにとって戦争がどんなに非道いものかを世界に知らせるためだ」と教えられる。戦争をくいとめる聖なる使命を教えられたピーターは勇んで町に帰り道行く人に緑髪の由来を説く。しかし誰も彼の云うことに耳を傾けず、ますます彼は忌み嫌われる。級友たちは彼の緑髪を刈ろうと鋏を以て襲いさえする。希望を失って緑の髪を刈ることに同意したピーターは、衆人監視の中でクルクル坊主にされると屈辱に堪えかねて家出したのである。聞き終わった博士はピーターを励まして彼をおじいさんに引き渡すが、おじいさんはピーターの両親の遺書を読んで聞かせて彼の自信を取り戻さす。ピーターは再び聖なる使命を遂行する信念に燃えて元気に家路につく。

作品データ

原題
The Boy With Green Hair
製作年
1949年
製作国
アメリカ
配給
セントラル
上映時間
82分
製作会社
RKOラジオ映画配給

[c]キネマ旬報社

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