目撃者(1936):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
目撃者(1936)
目撃者(1936)
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目撃者(1936)

1936年公開
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マクスウェル・アンダースン作の舞台劇の映画化で、舞台と同じくバージェス・メレディス、「情熱なき犯罪」「ロビンフッドの復讐」のマーゴ、「ウィーンの再会」「生きているモレア」のエドワード・チアネーリの3人が主演する。脚色には「愛情無限」「女性の反逆」のアンソニー・ヴェイラーが当たり、「ある女の一生」「嵐の国テス」のアルフレッド・サンテルが監督し、「愛の花篭」「三銃士(1935)」のペヴァレル・マーレーが撮影した。助演俳優は「愛情無限」のエドワード・エリス、「特高警察のポール・ギルフォイル、舞台から来たモーリス・モスコヴィッチ、「虎鮫島脱獄」のジョン・キャラディン、「生きているモレア」のスタンリー・リッジス等である。

ストーリー

トロックとシャドウの2人は少年ガースを脅迫して仲間に入れ、ある会社の会計を射殺して金を奪い、盗んだ自動車に乗って逃走した。その車は社会主義者ロマアニァのものであったが、彼は車の中に置いてあった文書から運動の発覚するのを恐れて盗難届けをしなかった。警官はしかし自動車を発見して彼を逮捕した。妻と7歳になる子供のミオの証言にも拘わらず、彼はガウント判事によってついに死刑を宣告され無罪の罪に1命を失った。それから15年経過した。成長したミオはある法律学者がロマアニァ事件の誤審について発表した論文を読み、父の無罪を証明するためニューヨークへ出て来た。その頃犯人の1人トロックは外の罪で収監されていたが、刑期を終えて出獄し、その事件が蒸し返されているのを知り、しかも新聞に参考としてシャドウの名が出ているのを見ると、危なくなれば彼を殺さなければならぬと決心した。ガウントは今は落ちぶれて、ガースが父や妹ミリアムニと住んでいるアパート付近をうろついていた。トロックはガースを訪れて黙っているように脅かす。ミオもガースを探しているうち、それとは知らずミリアムニと知り合いになり、2人はお互い恋を感じるようになる。しかし彼女はミオが兄を殺人犯として探しているのを知り再び来てくれぬように頼む。ミオはだがとうとうガースの家を発見したが、無論ガースは事実を否定した。ガウントも彼に疑いを持ったが、未だ半信半疑であった。トロックはシャドウの口から洩れることを恐れ、彼を殺して死体を河中に投じた。その時ミオはガースの家でミリアムニに会い、2人が兄弟であることを知ったが今では本当に心から彼女を愛していた。そこへトロックはガウントとミオを殺そうと思って近づいて来た。ところが不意に死んだと思ったシャドウが血まみれになってガースの家に転げ込みそこで息は絶えてしまった。ガースは死体を隠した。ミオに詰問されたトロックは罪をシャドウになすりつける。彼はミオを殺そうとしたが、ガウントがやってきたのでそれは果たせなかった。ガースはミオを助けようとしてトロックの手下に殺される。トロックは後をつけたが、最後に子分は暗闇の中でミオと誤ってトロックを撃ってしまった。ミオは父の無罪を明らかにし、その上愛人ミリアムニを得ることが出来た。

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作品データ

原題
Winterset
製作年
1936年
製作国
アメリカ
配給
RKOラジオ
初公開日
1936年
製作会社
R・K・Oラジオ映画


[c]キネマ旬報社