貰い児紛失事件:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
貰い児紛失事件
貰い児紛失事件
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貰い児紛失事件

1930年公開
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「尖端一目惚れ」「恋多き女」のダグラス・フェアバンクス・ジュニア氏が主演する映画で、フロイド・デル氏とトーマス・ミッチェル氏合作の舞台劇を「僕の幸運日」「飛入り婿君」のグラディス・レーマン女史が脚色し、「娘喜べ水兵上陸」「スキナーの昇給」のウィリアム・ジェームズ・クラフト氏が監督した。助演者は「踊る娘達」「ブロードウェイ・メロディー」のアニタ・ペイジ嬢、「尖端脚化粧」「最後の先駆者」のサリー・ブレーン嬢、「ハニー」のザス・ピッツ嬢、「店曝しの天使」のロスコー・カーンス氏、新進のジョーン・マーシュ嬢、スリム・サマーヴィル氏、アルバート・グラン氏、マートル・ステッドマン嬢等で、キャメラは「恋の行末」「ネル・ギン」のロイ・オヴァボー氏がクランクしている。

ストーリー

ノーマン・オヴァベックは許嫁のマッヂと結婚式を挙げる前日、シカゴのある産科病院から出頭を乞う旨の手紙を受けとった。ノーマンは親友のギルバートに彼が1年前イサベル・ドルーリーという女性と秘かに結婚したこと、そして其後夫婦喧嘩をした揚句イサベルが言い出して離婚したことを告白した。マッヂはお友達と一緒に結婚式の予習をしにやって来るとノーマンが急用でシカゴへ行くというので呆気に取られた。産科病院でノーマンは自分が生後3週間の男児の父親であることを知った。そして彼が呼びつけられたのは嬰児が母親イサベルの意思で里子に遣られることとなり、その為里親が嬰児の両親の健康診断を欲しているからであると判った。ノーマンはイサベルが自由を欲し且つパリへ絵画研究に行き度いために折角生んだ子を他人に遣るというので怒った。その上貰う方では後で生みの親に取戻され度くないというのでノーマンには何処の何者とも知らせない条件になっていると聞いた彼は極度に憤った。そして彼はイサベルに面会を求めて愛児を人手に渡したくないから再び結婚しようと要求したが、彼は言葉のやり取りから激昴してしまったのでイサベルは冷やかに立去った。数分間だけ嬰児の傍に居ることを許されたノーマンは巧みに嬰児を抱いて病院を逃出してイタリア人の持物の乳母車に隠した。其後彼はイタリア人から嬰児を取戻してモニカという女を雇って育てさせることにした。ところがモニカが病院に嬰児の食物のことをたずねにいったので、ノーマンの行方を捜していたギルバートとマッヂはノーマンの居所を知った。愛児を里子に遣るのを思い直したイサベルは2人の跡をつけて行った。一方ノーマンは人手に渡したくないばかりに、モニカと結婚して育児の資格と権利とを保有しようと考えていた。そこへ訪ねて来たマッヂは彼女は良人としてギルバートを選び度い意向を伝えたし、モニカもノーマンを良人にすることは不釣合だからと手を引いた。そこで子はかすがいノーマンとイサベルは改めて夫婦となった。

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作品データ

原題
The Little Accident
製作年
1930年
製作国
アメリカ
配給
大日本ユニヴァーサル社輸入
初公開日
1930年
製作会社
ユニヴァーサル映画


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