幽霊船(1927):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
幽霊船(1927)
幽霊船(1927)
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幽霊船(1927)

1927年公開、ホラー
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「男装女キャプテン」と同じくジャック・ロンドン氏の小説にヒントを得て作られた映画で、イー・モントン・ホウ氏が映画用に改作し、それをベン・コーエン、ベン・アリ・ニューマンの二氏が脚色した。監督は新顔のフォレスト・シェルドン氏で、「獄中日記」のモンタギュー・ラヴ氏、「3悪人」のトム・サンチ氏「吃驚仰天」のドロシー・セバスチャン嬢、「悪魔の踊子」の上山草人氏、以前メトロのスターたりしアリス・レイク嬢、レイ・ホーラー氏、等が共演するものである。

ストーリー

人呼んで「幽霊船」という恐ろしい船がまた航海に出た。船長のシモン・ガントは無教育で乱暴野卑な男であるのにひきかえ、妻のマーサは臆病な性質でひとえに息子のダニーを愛していた。ダニーも臆病な母の性質を受けていて父親の惨忍な力を恐れていた。一等運転士のグレニスターは、船長夫婦とは幼友達であり、また秘かにマーサを愛していたこととて、ことごとにマーサ母子の相談相手となり、またかばいてとなっていた。そうしたことが粗野な船長ガントの疑いを招き、彼はダニーが実はマーサとグレニスターとの間に生まれた子ではないかと気を廻した。そして彼はグレニスターと争い、彼を船の黒穴に幽閉し、妻子を小舟に乗せて大海の中に押し流してしまった。以来、ガントは船員の脱退暴動を恐れ、決して正規の港には立ち寄らず、いつとはなしに海賊船となって、食料品や金銭を掠奪しつつここに18年を閲した。一方、ダニーはある島の中国人に救われて、成長するにおよび歌劇女優ゴルディと恋仲になっていたが、父船長に対する深い憎しみの念はやむ時がなかった。が、偶然船長と再会した時、かえって己は捕らわれの身となり、ゴルディと共に船中に幽閉せられ、ゴルディは船長のために恥かしめにあわんとした。が、彼女はよくそれをのがれダニーとグレニスターを助けだした。ときしも、船員の押さえに押さえてきた憤怒は一時に発して、暴動は起こり、船中は修羅の巷と化し、ダニーとグレニスターとは船長に肉迫した。船長は敵はじとみて船を爆発させた。グレニスターは船長にダニーは彼の実子なることを確信せしめつつ共に海底に沈んだ。この時、ダニーとゴルディとは急場をのがれて「幽霊船」の最後を遥かの島の岸辺から眺めていた。

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作品データ

原題
The Haunted Ship
製作年
1927年
製作国
アメリカ
配給
ヤマニ洋行
初公開日
1927年
製作会社
ティファニー・スタール映画
ジャンル
ホラー


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