夢の港:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
夢の港
夢の港
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夢の港

1929年公開
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「法螺吹き靴屋大当たり」と同じくウエスレイ・ラッグルス氏の監督したものでジョン・B・クライマー氏の原作からボウル・ショーフキールド氏が脚色した。主役を演ずるは「笑う男」のエメリイ・フィルビン嬢、「疑惑の渦」のフレッド・マッケイ氏で、「ブロードウェイ(1929)」のオーティス・ハーラン氏の他にフランシス・マクドナルド氏、エドモンド・ブリーズ氏、ウィルフレッド・ノース氏等が助演している。カメラは「のらくら新療法」「赤い唇」のジョン・ステューマー氏が担当。

ストーリー

デントン・フォード氏は父の罪を引き受けて15年間の刑に処せられ服役中、善行を認められて仮出獄を許された。ただし市民権もなければ保釈局の許可なくして結婚することも許されなかった。彼は船の船長エバンスのもとで働くことになったが前科者という世の中の指弾から生活に憂鬱を感じて自殺をしようと波止場を彷徨していた時、彼より先に投身した乙女があった。彼は乙女を救い船へ連れ戻った。この乙女はジョウンと言い邪な養父に迫られ人生を儚んで投身したのである。この2人は同情が恋となった。だがデントンは結婚ができない。船長は12マイル沖合いへつれ出して2人を結婚させてやった。デントンは保釈局のキーフのもとへ結婚の許可を受けにいったが断然斥けられた。外に待っていたジョウンは養父の姦策に堕ちて浮浪罪に問われ夜間裁判にかけられた。デントンはジョウンが自分の妻であると証明し貰い下げて来た。これがキーフの耳に入った。デントンは保釈の規則を破ったものとして再び獄屋へ投じられなければならなかった。キーフはデントンを連行するため船へ来た。しかし純情な乙女ジョウンとデントンの愛に動かされ2人の結婚をみとめた。2人は初めて輝かしい人生が蘇ったのであった。

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作品データ

原題
Girl Overboard
製作年
1929年
製作国
アメリカ
配給
ユニバーサル映画
初公開日
1929年
製作会社
ユニバーサル映画


[c]キネマ旬報社