愛の貸家:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
愛の貸家
愛の貸家
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愛の貸家

1931年公開
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西部戦線異状なし」「接吻」のルー・エイヤースと「海の巨人(1930)」「ブルドッグ・ドラモンド」のジョーン・ベネットとが主演する映画で、原作はエディス・フィッツジェラルドとロバート・ディスキンが共同で執筆し「モダーン・イヴ」「僕の幸運日」のグラディス・レーマンが脚色し、「象狩り二人行脚」と同じくヴィン・ムーアが監督した。「西部戦線異状なし」「禁酒天国」のスリム・サマーヴィル、「西部戦線異状なし」のベン・アレクサンダー、「ハリウッド盛衰記」「飛び入り婿君」のヴァージニア・セール、「令嬢暴力団」「紐育の囁き」のロスコー・カーンス、ヴィヴィアン・オークランド、「エロチック艦隊」のJ・C・ニュージェント等が助演し、「キング・オブ・ジャズ」「悩める灯台」のジェローム・アッシュが撮影している。

ストーリー

コスター家の娘パットは元来善良な性質の娘だったが父親が厳格なため勝手な振る舞いができなかったので、上流育ちにあり勝ちな自由に憧れる女となっていた。内心では男女間の交際なども気儘にやりたいのであるが父親の眼なども光っていてどうすることも出来ない。そこで仕方なしに彼女は兄のテッドを誘い同道である宴会に列席した。パットはその席上スタンという若者からその友達であるジェリーを紹介された。ジェリーもパットと同様に自由な交際を好む若者だったが性質はどうちらかといえば恥ずかしがり屋でこれまた空想家の方であった。だが2人は宴会を抜け出し海岸へドライヴして語り合ううち、お互いに遠慮なく意持ちを打ち明ける勇気が出てきた。打ち寄せる波に衣服を濡らしたのでパットは近所の空き家へ着替えるべく入った。しかし彼女が衣服の乾くのを待つ間に若い2人はふとした衝動から契りを結んでしまう。2人は深い悔恨に責められた。ことにパットはそれを強く感じ再びジェリーに会うまいと決心した。けれども自宅の女中の恋を見てからパットは母親にいっさいを打ち明け、改めてジェリーと結婚した。だが避妊法を行ったことから自分の健康を害したと信じたパットはそれをそのまま良人に打ち明けるのが辛く、彼の喜ぶ顔を見たさに反対のことを言ってしまう。妻から子供の生まれる話しを聞いたジェリーは玩具を買い整えるやら大喜びだったが結局事実無根と知って落胆し友人の下宿に閉じこもった。しかしパットの父や母や女中などが心配して珍騒動を起こした結果パットの身は何の損傷も起こしていないことが判り、この若夫婦の仲も円満になおった。

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作品データ

原題
Many a Slip
製作年
1931年
製作国
アメリカ
配給
大日本ユニヴァーサル社
初公開日
1931年
製作会社
ユニヴァーサル映画


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