陸軍士官学校:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
陸軍士官学校
陸軍士官学校
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陸軍士官学校

1927年公開
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陸軍少佐たるアレクサンダー・チルトン氏と同じくロバート・グラスバーン氏とが合作したストーリーにより、「ヴォガケ船唄」や「昨日への道」に出演したウィリアム・ボイド氏が主演する映画である。脚色したのはダグラス・Z・ドーティー氏で、「ドン・Q」「海底王キートン」と同じくドナルド・クリスプ氏が監督した。ボイド氏の相手役としてベシー・ラヴ嬢が久し振りでその姿を見せる。ヒュー・アラン氏、ルイ・ナトー氏、等が助演する外ウェスト・ポイントの士官候補生等がエクストラとして多数賛助出演している。

ストーリー

力技師のヴィック・ドノヴァンは自動車競走に参加した際、ウェスト・ポイントの陸軍士官学校の長官の令嬢ジャネット・クレッグホーンを見そめ、近づこうとしたところが、士官候補生のスチュアート・ホルデーンにお前のような者はウェスト・ポイントでは流行らないからと矯められた。これに少なからず誇を傷けられたヴィックは是が非でもウェスト・ポイントに入る決心をなし、燃る可き伝手を求め、明日が挙闘試合というその前夜にウェスト・ポイント行きを発表し、一同の驚駭を背後にウェスト・ポイントに入ることとなった。燃し彼はそこに入つてから後も依然として己れが挙闘界の人気者ヴィック・ドノヴァンであるとの自負があつた。が、それも上級生から苛められるにつけ、次第に取れて行つた。その間、ヴィックは屡々ジャーネットに出会した。ジャネットがようやく彼に興味を抱き始める様になつた頃、舞踏会が開かれた。その席上に休暇から帰つた来たホルデーンが姿を現わし、ジャネットを伴つて去つて行つた。これを見てヴィックは恋に破れたと觀じ、ホルデーンに失礼を働き、ために2人は争うこともあつた。そうして一年経つた。失恋したと思い込んでヴィックはもとの境涯に帰らうとまでも考えた。夏の大演習の時、ヴィックとホルデーンとは演習をも打忘れて口論した。で、ホルデーンは砲火に命が危かつた。助けたのはヴィックであつた。が、ホルデーンは演習中怠情なりとせられて退校せられ様とした。が、ホルデーンはヴィックに命を助けられたことを思い、ヴィックのことは更に云はなかつた。ホルデーンが退校さられゝばジャネットはヴィックの手に入る。が、ホルデーンを助けるためにヴィックが自ら名乗つて出れば、彼は代つて退校せられる。ヴィックはこのディレンマに陥つた。が、結局彼は男らしく一切を明にした。是れは一時ヴィックの身の破滅であるかと思われた。が、やがて總てはジャネットの心盡くしによつて丸く納るのであった。

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作品データ

原題
Dress Parade
製作年
1927年
製作国
アメリカ
配給
欧米映画社輸入
初公開日
1927年
製作会社
パテー・ドミル映画


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