冷蔵庫の赤ん坊:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
冷蔵庫の赤ん坊
冷蔵庫の赤ん坊
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冷蔵庫の赤ん坊

1934年公開、西部劇
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「女難アパート」「麦畑を荒らす者」と同じくラルフ・マーフィーが監督に当たったチャールズ・R・ロジャース作品で、ジェームズ・M・ケイン作の小説を「夜の世界」のリチャード・スカイヤーが改作し、「ビール万歳」「麦畑を荒らす者」のケイシー・ロビンソンがフランク・R・アダムスと共同脚色している。主なる出演者は「麦畑を荒らす者」「三角の月」のリチャード・アーレン、「あめりか祭」「水兵上陸」のサリー・アイラース、「キング・コング(1933)」「暗夜行路」のロバート・アームストロングで、「女難アパート」のグレイス・ブラッドリー、「麦畑を荒らす者」のロスコー・エイツ、「荒浪越えて」のチャーリー・グレイプウィンが助演する他リチャード・アーレンのベビーが特に出演。撮影は「暗夜行路」「めりけん音頭」のミルトン・クラスナーの担当である。

ストーリー

アメリカ西部のポモナという街では、毎年郡の共進会が開かれて近郊からおおぜいの客が集まって来る。この町に自動車旅行者のためのキャンプを経営しているデューク・ゴードンにはルーラという妻があったが、彼は猛獣使いを気取って、キャンプに泊まる人たちを楽しませるのが道楽であった。イーヴというお転婆娘がキャンプに来た時、デュークは野生的なこの娘に引きつけられ、妻のルークを省みずイーヴと遊び歩いたりした。蛇の油を売るビルという行商人が、競馬に自分の馬のアズチックをだすためこの町へ来て、ルーラと知り合いになった。競馬の当日ビルはルーラに金を渡してアズテックに駆けるように頼み、自ら騎手として出場して勝利を得た。これが縁となって2人の間には親しい友情が流れ始めた。そしてデュークの余りの仕打ちに愛想を尽かしたルーラは、親切なビルと家出をしようと決心したが、赤ん坊が生まれることになったので、すべてを諦めてしまった。2年の後、またお祭りで町は賑わい、デュークのキャンプにも昔馴染みの顔がそろい、イーヴもデュークとのとの旧交を暖めた。イーヴはデュークに赤ん坊はビルの子だと吹き込んで、彼の嫉妬心を煽ったので、酒に理性を失ったデュークは、怒って我家へ帰っていった。その時デュークの虎が折を破って、赤ん坊の寝室に侵入して来た。ルーラは逃げ場を失って赤ん坊を冷蔵庫の中へ隠した。デュークは虎を取り押さえようと単身虎に立ち向かう。騒ぎのうちにデュークは虎に噛み殺され、ガスコンロが覆って火事となり、虎は火に包まれて焼死する。しかし赤ん坊は冷蔵庫の中で助かった。ビルはトラックにルーラと赤ん坊を乗せて新しい幸福を求めて子の町を去っていく。

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作品データ

原題
She Made Her Bed
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
パラマウント映画
ジャンル
西部劇


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