海の魂:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
海の魂
海の魂
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海の魂

1937年公開
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「平原児」「ベンガルの槍騎兵」のゲイリー・クーパーと「ボレロ」「親分はお人好し」のジョージ・ラフトが主演する映画で、「丘の一本松」「ベンガルの槍騎兵」のヘンリー・ハサウェイが監督に当たったもの。原作はテッド・レッサーが書き、「丘の一本松」のグローヴァ・ジョーンズと「さらば海軍兵学校」のデール・ヴァン・エヴァリーとが協力脚色した。助演者は「若草物語(1933)」のフランセス・ディー、「十字軍」のヘンリー・ウウィルコックスン、「マドリッド最終列車」のオランプ・ブラドナ、及びロバート・カミングス、「情熱への反抗」のハリー・ケイリー、「平原児」のポーター・ホール、等である。撮影は「真珠の首飾」のチャールズ・ラングと「当たり屋勘太」のメリット・B・ガースタッドが協力した。

ストーリー

1840年4月のある日、フィラデルフィアの法廷は一世の視聴を浴びて、年若い船長ウィリアム・ナギン・テイラーの公判が開かれていた。罪名は海上での殺人罪である。英国から派遣された特別弁護人ウッドレイはテイラーのために委しく事情の述べるのであった。場面は遡って、・・・テイラーとパウダーは奴隷船の船員だった。ところがその奴隷船に反乱が起こって船長グレインリイが殺され、テイラーが代わって船の指揮を執ることとなったが彼は哀れな奴隷を売り渡すに忍びず、奴隷全部を逃がしてしまった。英艦の士官タリトン大尉は奴隷商のグレインリイ一味と結託していたため、自分の素性の暴露されるのを恐れ、テイラーとパウダーの二人を死刑にしようとしたが、二人は証拠不十分のため、リヴァプール帰着の上釈放されることとなった。ところがその奴隷船の中から重要な証拠書類が発見され、それによって英国諜報部はテイラーを死んだグレインリイ船長の身代わりに立て、彼をサヴァナに派遣して奴隷商一味の秘密を探り出し、これを掃討することとなった。一方その証拠書類の中からタリトンを奴隷商一味が除け者にしようという手紙を発見したことを知ったタリトンは一策を案じて自分は軍籍を退き、ペコラと結んで、その日アメリカに向け出帆するウィリアム・ブラウン号を秘かに買収、それによって一儲けしようと決心した。タリトンの妹マーガレットは兄がアメリカへ行くことを知り、女中のパプシーと同船して、自由の国アメリカへ旅立つこととなった。かくしてウィリアム・ブラウン号はテイラー、パウダー、及びタリトンやその妹を乗せていよいよ運命の航海に旅立った。テイラーは次第にマーガレットを愛するようになったが、タリトンとの反目は次第に高まり、ついに二人は格闘を始めた。この時突然船は火を発し、一瞬にして大混乱に陥り、その騒ぎに船長が死んだのでテイラーは代わって船の指揮を執り、わずかに残された一隻のボートで逃れ出すべき人を選んでいるとまたタリトンが襲いかかって来たので、彼はタリトンを海に投じて殺し、マーガレットを無理にボートに乗せ、自分は船と運命を共にしようとしたが、パウダーのためにボートに落とされ、パウダーは沈み行く船と運命を共にした。やむを得ず彼はボートを救うため、更にボートに乗り込んだ数名を海に投じたが、それがマーガレットの怒りを買って殺人罪で告訴されたのであった。かくして法廷で初めてテイラーの処置が当然だったことが明らかにされ釈放された。彼は自由の天地で愛するマーガレットを抱くことが出来た。

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作品データ

原題
Souls at Sea
製作年
1937年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1937年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社