海の復讐:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
海の復讐
海の復讐
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海の復讐

1929年公開
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「ヨーロッパ突進」「最敬礼」のデイヴィッド・バトラー氏と「想夫舞曲」の故ケネス・ホークス氏との共同監督になる作品でベン・エイムス・ウィリアムス氏原作の小説から「モダン出世鏡」のハリー・ブランド氏と「大河の奇賊」のベン・マークソン氏とが脚色した。主役を演ずるのは「最敬礼」「ノアの箱船」のジョージ・オブライエン氏でほかに「奈翁精神異常なし」「呑気大将巴里居続の巻」のノラ・レーン嬢、新進デイヴィッド・シャープ氏、「懐しのアリゾナ」「名物三羽烏」のJ・ファーレル・マクドナルド氏、エドワード・ピール・シニア氏、フランク・ハグニー氏等が助演している。キャメラは「ヨーロッパ突進」「モダーン三銃士」のシドニー・ワグナー氏が担任である。

ストーリー

米国メイン州の海岸を帆船で走る2人の若者があった。4年間の大学生活を仲良く共に送ったブラムとサッドである。食料品をととのえるためにスプリット・アップル島に入港した彼等はそこで1人の美しい娘に会った。彼女はエミリーと言ってグッデル船長をその父としたが船長にはリー・ウィンという謎のような中国人が仕えていた。ブラムとサッドはエミリーに興味を持った。ところが入港の翌日ブラムが漁夫ウィルと魚釣りに行って帰って来るとガソリンを買いに行った筈のサッドがまだ帰って来ない。ついにその夜明けまでサッドは姿を見せないので心配したブラムは翌朝漁夫ウィルと捜索したが杳として彼の行方は不明となったきりであった。数マイル距った島に帆船が難破しているとの飛行家からの知らせをうけ取ったブラムが現場へ駈けつけてみるとそれはまさに自分達の船であり然も船中にはサッドが半死半生の傷を負うて倒れていた。附近に浮かんでいるグッデル船長の持船に血痕のついた足跡があることから犯人は船長の関係者に相違ないと目星をつけたブラムは夜更けてエミリーを彼女の父の持船へ連れ出し、そこで怪事件を解こうとした。この時ブラムの耳に聞えた船中の密語から犯人は中国人リーとその同僚のラグーンであることが明かとなった。彼等はカナダから阿片を密輸入していたがサッドにそれを発見されて殺害を企てたものであった。そしてエミリー父娘も彼等のために絶えず脅迫をうけていることを知ったブラムは奮然立ってこの悪人等を掃蕩する決心をした。そして漁夫実は米国政府の役人であるウィルと力を協せたブラムは秘密と凄気の立ち込める船中にリー、ラグーン及びその配下の猛漢を向うに廻して大格闘を演じ遂にリーを自滅させラグーンを捕縛することが出来た。やがて傷けるサッドも全快に及びブラムとエミリーとの間に愛が芽ぐんだのである。

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作品データ

原題
Masked Emotions
製作年
1929年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社輸入
初公開日
1929年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社