わが胸は高鳴る:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
わが胸は高鳴る
わが胸は高鳴る
-

わが胸は高鳴る

1934年公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「彼女は僕を愛さない」「恋と胃袋」と同じくビング・クロスビー主演映画でアルフレッド・サヴォア作の戯曲を「三日姫君」のエドウィン・ジャスタス・メイヤーと「妾は天使じゃない」のハーラン・トンプソンが共同脚色し、「ローマ太平記」「お嬢様お耳拝借」のフランク・タトルが監督に当たり、「罪じゃないわよ」「暴君ネロ(1932)」のカール・ストラッスが撮影した。助演者は「彼女は僕を愛さない」のキティー・カーライル、「近衛兵」「その夜」のローランド・ヤング、「銀鼠流線型」「海を嫌う船長」のアリソン・スキップワース、「ボレロ」のウィリアム・フローリー、「痴人の愛」のレジナルド・オーウェン、「西部無敵王」のセシリア・パーカー、マリアン・マンスフィールド等である。

ストーリー

ラジオ歌手のポール・ジョーンズは変わった男で、種々の不思議な希望を抱いていた。その1つはロシアの有名なピストル「ジョン・ポール・ジョンズ・ピストル」を手に入れる事だった、是は宝石を散りばめたピストルで2個で1対となっており、1つはポールが持っていたが、もう1つは亡命のロシア女王アレキサンドラ姫が持っていた。姫はモンテ・カルロのホテルでロストヴ伯爵夫人、ウラジミル大公、ニコラス公等と貧窮に苦しんでいたが、ポールにピストルを売ろうとはしなかった。ポールはピストルも欲しいし、また1つには一目見た姫が好きになったので、彼が姫らに給仕と間違えられたのを幸い、このホテルを買収し、彼自身は給仕に変装して姫に近づいて行った。ポールの歌は直ちに姫の心を捉えた。姫はポールに接吻を許したにも係わらず、給仕風情と恋を囁けぬと言う昔ながらの自尊心からポールの給仕を断った。かれどニコラス等の取りなしで再びポールが給仕する事になったが、近づいて見ると姫らの貧窮は全く眼に余る程であった。ニコラスは信用で自動車を買い、それを現金に換えていたが、ついに警察に挙げられてしまった。姫はやむなくピストルを売って彼を救おうとしたが、ピストルは偽物だった。ポールは自分のピストルとすり換えて姫の窮地を救ってやり、同時にニコラスを釈放させてやった。ところがポールがすり換えたピストルを落とした事から姫はポールの身分を知り、今まで自分を欺いていた彼を憎んで失踪してしまった。ポールはニコラスやウラジミ等を自分緒ホテルで働かせ、姫の一行のため親切にしてやったが、姫は依然姿を見せなかった。失望したポールは1人で旅に出ようとしてヨットに来てみると、そこに姫が可愛がっていた鴨がいた。その取りを手掛かりに姫を捜し出し、ポールと姫とは初めて互いに相許す仲となったのである。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Here Is My Heart
製作年
1934年
製作国
アメリカ
初公開日
1934年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社