2分51秒の衝撃…クリストファー・ノーラン監督『TENET テネット』謎に包まれた最新予告が公開
クリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』(9月18日公開)の最新予告映像が、日本時間の22日9時に公開された。新映像は、バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」で初披露され、その直後にYouTubeやTwitterに投稿された。このライブ感のある試みは、監督自身も希望したアイデアだそう。
昨年12月に公開された予告編では、スタイリッシュなアクションシーンはもちろん、「第三次世界大戦を防ぐのよ」という意味深なセリフや、ジョン演じる主人公の「人類滅亡?」という問いに対して、「いいえ、もっと悲惨」と答える女性の姿など、スケールの大きさがうかがえる内容が話題となった。
このたび公開された予告映像は、いまだ多くの謎に包まれた物語の一端が垣間見えるもの。“TENET”が「使い方次第で未来が変わる」ものだという言及や、「未来と交信できる」というキャラクターの登場、パティンソン演じる男の「タイムトラベル?」の問いかけに対しては「時間の逆転だ」と答えるなど展開のヒントが多くちりばめられており、2分51秒に情報量が凝縮されたものとなった。
本作は、「ダークナイト」シリーズや『インセプション』(10)、『ダンケルク』(17)などを手掛けるノーラン監督にとって、『インターステラー』(14)以来となるオリジナル脚本によるサスペンスアクション。主演を務めるのは、第91回アカデミー賞脚色賞を受賞した『ブラック・クランズマン』(18)で映画単独初主演をはたしたジョン・デヴィッド・ワシントンで、共演には2021年公開予定の『The Batman(原題)』でバットマンを演じることが決定しているロバート・パティンソン、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(17)のエリザベス・デビッキ、『キングスマン』(14)のマイケル・ケイン、『オリエント急行殺人事件』(17)のケネス・ブラナーら実力派俳優が名を連ねた。
ノーラン監督のこだわりに満ちた映像美はさらに進化を遂げており、コロナ禍明け1本目の大作映画である本作には、劇場関係者からも大きな期待が寄せられている。新たな予告では、ノーラン監督の過去作を紹介しながら『TENET テネット』の映像へとつながっていく点も注目したい。本作が監督にとって集大成となるのか?はたして何度も繰り返される謎の言葉“TENET”とはなんなのか?その答えが明らかにされる瞬間を、全世界が固唾をのんで心待ちにしている。
文/編集部