ニコラス・ケイジ×H.P.ラヴクラフト『カラー・アウト・オブ・スペース』宇宙的恐怖に満ちた予告編が公開

2019年のシッチェス・カタロニア国際映画祭で作品賞にノミネートされたSFスリラー『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』。日本での公開が7月31日(金)に決定した本作の予告編とポスターが到着した。

ピンク色が印象的な『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』のポスター[c]2019 ACE PICTURES ENTERTAINMENT LLC. All Rights Reserved

「クトゥルフ神話」をはじめとする、多くの神話体系の始祖と称される小説家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが執筆した「ザ・カラー・アウト・オブ・スペース(宇宙からの色／異次元の色彩)」を原作とする本作。カルト映画として人気を誇る『マンディ地獄のロード・ウォリアー』(17)の主演ニコラス・ケイジと製作陣が再タッグを組み、都会の喧騒を離れ田舎に移り住んだガードナー家を中心に物語が進んでいく。穏やかな暮らしを夢見て移住した一家の生活は隕石の衝突をきっかけに崩壊していき…。

庭に隕石が飛来したのを機に一家の生活は一変する[c]2019 ACE PICTURES ENTERTAINMENT LLC. All Rights Reserved

今回解禁された予告編では、隕石の不時着によって不条理な現象に翻弄されていくガードナー家の様子が描かれている。家の周りの植物や、家族の心や体に奇妙な影響を与えていく「色」。すべてを見透かしたような長女ラヴィニア(マデリン・アーサー)の意味深な発言の根拠は？銃を手にするネイサン(ケイジ)がその銃口を向ける先は…。鮮やかで禍々しい雰囲気の極彩色に包まれた悪夢の一端が切り取られている。

【写真を見る】名状しがたい恐怖…「宇宙からの色」を完全映像化！[c]2019 ACE PICTURES ENTERTAINMENT LLC. All Rights Reserved

「狂気の始まり！」というコピーが目に飛び込んでくるポスタービジュアルも強烈なインパクトを与える『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』。主演のケイジはもちろん、『レッド・スパロー』(18)のジョエリー・リチャードソン、Netflixの大ヒット作『好きだった君へのラブレター』(18)のマデリン・アーサーらの活躍と共に、ラヴクラフト作品の本格映像化として大いに注目したい。

文／トライワークス