コロナの抗体があるから!? マドンナ、マスクなし&松葉杖で抗議デモに
米ミネソタ州で、白人警察官に執拗に首を押さえつけられ亡くなったアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドの人種差別的な死を受け、全米のみならず世界中で抗議の声が上がっているが、マドンナが6日にロンドンで抗議デモに参加したことがわかった。
4月に、新型コロナウイルスの抗体検査で陽性だったことを明らかにし、自由に移動する宣言をしていたマドンナ。直後にはロックダウン下で友人とホームパーティをおこなっていることが物議を醸した。「コロナに感染したのは3月のヨーロッパツアー中」だったと過去形にすることで移動の正当性を主張したが、1度罹患しても再び罹患しないという保証はないと言われている。
抗議デモに参加したマドンナはサングラスにナイキの白黒Tシャツ、黒いジャケットとパンツという出で立ちで、世界ヘビー級チャンピオンのアンソニー・ジョシュアや、ドイツの元テニス選手のボリス・ベッカー、そのほかの一般市民に交じって「#Black Lives Matter(黒人の命は大切)」をスローガンに掲げたデモに参加している様子が、「Metro UK」などに捉えられている。
イギリスでは、段階的な緩和計画に伴ってほかの人との距離をとるのが難しい場合に、マスクなどフェイスカバーの着用を推奨しているが、強制力はなし。15日からは公共交通機関の利用時にマスクなどのフェイスカバーが義務付けられたばかりとあって、6日の時点では義務ではないが、一般人がSNSで撮影した写真を見てみると多くの一般市民がフェイスカバーをするなかでマドンナはマスク未着用。膝の怪我を理由に、ツアーを何度もキャンセルしていたとあって、松葉杖をついている様子も捉えられている。
マラウイ共和国から男女の養子を迎え、また同国で、エイズ孤児のサポートや学校設立のための寄付をおこなってきたマドンナは、5月26日から自身の公式Instagramに、人種差別問題に関連する写真などを連続投稿しており、「マドンナがデモに参加してる!」「偽善ではなく、私たちの味方をしてくれた」「マドンナはコロナ対策にも寄付しているし、セレブの鏡」といった喜びのコメントが殺到。興奮してマドンナに抱き着くファンもいたようだが、一方で、「マスクくらいしてよ」「コロナ禍で国民保健サービス(NHS)の皆が命がけで働いているなかで、感染の危険を高めないでほしい」「デモをやればまたロックダウン生活に逆戻り。影響力のあるセレブならお手本を示してほしい」「存在をアピールしたかったからでしょ」といった非難の声も寄せられている。
NY在住/JUNKO