マーク・ラファロが9kg減→18kg増で双子を演じ分け!デレク・シアンフランス監督のHBOドラマ、配信&放送決定

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マーク・ラファロが9kg減→18kg増で双子を演じ分け!デレク・シアンフランス監督のHBOドラマ、配信&放送決定

「アベンジャーズ」シリーズのブルース・バナー/ハルク役のマーク・ラファロが、一人二役で双子の兄弟を演じたHBOドラマ「アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」が7月28日(火)よりAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて独占配信されることが決まった。「BS10 スターチャンネル」では8月26日(水)23時より独占日本初放送される。

生涯を兄トーマス(左)に捧げてきた弟ドミニク(右)に幸せは訪れるのか?ラファロが一人二役に挑戦
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ウォーリー・ラムの同名ベストセラー小説を『光をくれた人』(17)のデレク・シアンフランス監督がドラマ化した本作。妄想型総合失調症を患う双子の兄トーマス(ラファロ)の世話をする弟ドミニク(ラファロ・二役)に、兄が図書館で騒ぎを起こし病院に運ばれたという知らせが届く。さらに退院し施設に戻るはずだったトーマスが悪名高い収容所へ連れて行かれてしまい、ドニミクは必死で兄を助けだそうと奔走する。

一卵性双生児であるもののトーマスは精神安定剤などの影響でドミニクよりもひと回り太めな設定。外見の異なる双子を演じるに際しラファロは、まず9kgの減量でドミニクを演じ撮影を一旦休止。その後5週間かけて18kg増量してからトーマスのシーンを撮影。特殊メイクやCGに頼らず兄弟を見事に演じ分けている。これは、ラファロが製作総指揮を兼ねていたからこそ実現できた手法とも言えそうだ。
また、脇を固めるキャストも豪華な名優陣が名を連ねる。『ザ・ファイター』(10)でアカデミー賞を受賞したメリッサ・レオが兄弟の母親に、「グッド・ワイフ」でエミー賞を受賞したアーチー・パンジャビがトーマスの担当医に扮している。

テレビドラマを初めて手掛けたシアンフランスは、全6話すべてを監督。兄にかき乱された幼少&青年期、義父に怯えて育った記憶、前妻との苦い思い出など、過去と現在を交錯させながら繰り返される不幸にあえぐドミニクの日々を描いた本作。監督自らが「これは6時間の映画」と語るにふさわしい、見ごたえある人間ドラマを、この夏じっくり味わってみては?

文/トライワークス

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