ジブリ強すぎ…『千と千尋の神隠し』など名作がトップを独占!『ランボー』『ソニック』もランクイン
6月最後の週末となった27日・28日の映画動員ランキング。日本が誇る世界的アニメーションスタジオの名作たちがトップ3を独占した。
スタジオジブリの作品がトップ3に!初めての劇場鑑賞に感動の声も続出
「一生に一度は、映画館でジブリを」のコンセプトのもと、6月26日から全国374の劇場で、スタジオジブリの4作品の再上映がスタート。その結果、1位が『千と千尋の神隠し』(01)、2位に『もののけ姫』(97)、3位も『風の谷のナウシカ』(84)という結果に。残る『ゲド戦記』(06)も9位でトップ10入りを果たしており、改めてジブリ作品の人気の高さを思い知る結果となった。
ちなみに、『千と千尋の神隠し』と『もののけ姫』と言えば、日本の歴代興収ランキングでも上位をキープし続けている作品で、後者は193億円で7位、前者はなんと308億円というとんでもない記録を保持しており、『タイタニック』(97)や『君の名は。』(16)を抑えて、20年近くも1位に君臨している。
劇場へ足を運んだ人からは、「唯一の生まれる前の作品『ナウシカ』を観てきました!セリフも覚えるくらいに何十回も観ていたのに、改めてその迫力に震えました」「映画館で初めて『もののけ姫』を観ました。金曜ロードショーで何回も観ていて、内容もわかっているのに、最初から最後まで鳥肌もので感動した」「一生映画館で観られないと思っていたからほんとうにうれしい」といったコメントが続出。一方で、「『トトロ』や『耳をすませば』も上映されないかな…」「『ラピュタ』がないのが残念…」といった声も。
『ランボー』や『ソニック』など長年にわたって愛される作品もトップ10入り
新作からも、長期にわたって愛されている作品が上位にランクインしている。4位には、シルベスター・スタローン主演の人気シリーズ第5作『ランボー ラスト・ブラッド』が登場。1982年の第1作から40年近くの歳月が経過しているが、ランボーを演じるスタローンの鍛え上げられた肉体と激しいアクションは健在だ。6位デビューの『ソニック・ザ・ムービー』は、日本生まれの長寿テレビゲームシリーズを実写化した作品。1991年にセガによって生みだされた作品で、音速で走ることのできる青いハリネズミ“ソニック”の活躍を描く。
既存の作品では、先週1位だった『ドクター・ドリトル』が5位、3週目を迎えた『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が7位、先週3位でスタートした『水曜日が消えた』は8位という結果になった。
今週末の公開作品には、長澤まさみが歪んだ愛で息子を縛る強烈な母親を演じた『MOTHER マザー』、ウディ・アレン監督の最新作で、ティモシー・シャラメやエル・ファニング、セレーナ・ゴメスが共演した『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』といった作品に注目が集まっている。しばらくジブリの席巻は続きそうだが、これらの人気俳優たちの出演作がどう絡んでいくかに期待したい。
文/トライワークス
1位 千と千尋の神隠し
2位 もののけ姫
3位 風の谷のナウシカ
4位 ランボー ラスト・ブラッド
5位 ドクター・ドリトル
6位 ソニック・ザ・ムービー
7位 ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
8位 水曜日が消えた
9位 ゲド戦記
10位 心霊喫茶「エクストラ」の秘密 The Real Exorcist
※興行通信社調べ