異彩を放つ“新時代のミュージアム”が誕生!オープニング企画は「隈研吾展」に
<コメント>
●松岡正剛館長
「いよいよ角川武蔵野ミュージアムがプレオープンします。日本列島を巻きこんだ新型コロナウイルス・パンデミックの余波で少々の計画変更をしましたが、ようやくみなさんの前に姿をあらわすことになりました。
先頭を切るのはミュージアムの駆体と意匠をデザインした隈研吾さんのユニークな展覧会です。私は『有角建築』と名付けてみました。ミュージアムの外では、同じく隈さんが設計した武蔵野坐令和神社(むさしのにますうるわしきやまとのみやしろ)も、夏越の大祓を了えてみなさんを迎えます。
このミュージアムは従来のようなパビリオンではありません。武蔵野の大地の一隅に出来(しゅったい)した万物万象をいかし、図書館と博物館と美術館が有機的に融合しているのです。さまざまな情報コミュニケーション機能も組み合わさっています。私たちの『想像力』が拡張されていくミュージアムなのです。まずは、隈研吾展の『構え』と『ディテール』と『物語の意図』を堪能してください」
文/久保田 和馬
作品情報へ