三宅唱監督版「呪怨:呪いの家」は既存作品をどう違う?一瀬プロデューサーと監督が明かす

インタビュー

三宅唱監督版「呪怨:呪いの家」は既存作品をどう違う?一瀬プロデューサーと監督が明かす

【5月12日(火)AM8時解禁】『呪怨:呪いの家』メイン
【5月12日(火)AM8時解禁】『呪怨:呪いの家』メイン

日本が世界に誇るJホラーの金字塔「呪怨」が、Netflixオリジナルシリーズ「呪怨:呪いの家」(全6話)として生まれ変わり、7月3日(金)より全世界独占配信が開始となった。しかも今回は、恐ろしい実話を再現した筋金入りのホラー作品と聞いて、思わず息を呑む。本作を含めシリーズ全作に携わってきた一瀬隆重プロデューサーと、今回ホラー映画に初挑戦した俊英監督、三宅唱にリモート取材を行い、本作に懸けた想いを聞いた。

物語は1988年からスタート。郊外に佇む空き家に足を踏み入れてしまった人々が、次から次へと不可思議な心霊現象に見舞われていく。果たして、その呪いの家では、どんなに陰惨な事件が起きていたのか。シリーズを象徴する存在である悪霊、伽椰子と俊雄母子のモデルとなった人物が登場しつつ、ネグレクト、家庭内暴力なども織り込んだ壮絶な物語が展開されていく。

ハリウッド版も含め、シリーズを牽引してきた一瀬プロデューサーは、今回のNetflix配信作品を、いままでの作品群とどう差別化したものとして作るべきかと、共同脚本の高橋洋と共に話し合ったそうだ。

【写真を見る】黒島結菜が恐怖に怯える表情がたまらない
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「『呪怨』はちょっとおもちゃ箱的なところがあり、半分笑って半分怖いというホラーでした。そこが最初に手掛けた清水崇監督の個性でもあったのですが、そのテイストでほかの監督が撮っても、ただのモノマネになってしまう。また、最近、日本のホラーは怖くないと言われているので、じゃあ、今回は本気で怖いものを作ろうという話になりました」。

Netflixオリジナルシリーズ『呪怨:呪いの家』(全6話)
監督:三宅唱
出演:荒川良々、黒島結菜、里々佳、長村航希、岩井堂聖子、井之脇海、テイ龍進、松浦祐也、土村芳、柄本時生、仙道敦子、倉科カナほか
脚本:高橋洋、一瀬隆重
エグゼクティブ・プロデューサー:山口敏功(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)  坂本和隆(Netflix)
プロデューサー:一瀬隆重、平田樹彦
音楽:蓜島邦明 撮影:四宮秀俊 照明:永田英則 美術:尾関龍生、録音:小松将人
音響効果:柴崎憲治 編集:深沢佳文 視覚効果:松本肇、特殊造型:スクリーミング マッド ジョージ
配信:7月3日よりNetflixにて全世界独占配信中
www.netflix.com/ju-on_origins
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