浜辺美波、初キスシーン挑戦の感想は?お相手の北村匠海に「お世話になりました」
咲坂伊緒の人気コミックを映画化した『思い、思われ、ふり、ふられ』(8月14日公開)の特別イベント「みんなの願いを叶えます!ふりふらリモート七夕祭りイベント」が7月6日にイイノホールで開催され、浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二、三木孝浩監督が浴衣姿で登壇。本作で初キスシーンに挑戦した浜辺が「お世話になりました」とお相手となった北村に感謝を述べると、北村は「すいません」と恐縮し、会場の笑いを誘った。
明るく社交的な朱里(浜辺)、朱里の義理の弟であり葛藤を抱えるクールな理央(北村)、内向的でうつむきがちな由奈(福本)、さわやかで天然な和臣(赤楚)。本作は、同じ高校に通う4人それぞれの想いが絡み合い、せつない恋が動きだす様を描く青春映画。『君の膵臓をたべたい』(17)の浜辺&北村のカップルが再共演を果たしたことでも話題だ。
3年前の7月6日が『君の膵臓をたべたい』の完成披露だったそうで、北村は「感慨深いですね」としみじみと語りながら、「大人になっちゃって」と浜辺の方を見ながらニッコリ。当時は高校生だったという浜辺が「ド緊張してました」と振り返ると、北村は「2人して緊張して。僕は雨も降っていないのに『お足元の悪いなか』と言ってしまった」と3年前の失敗を告白。浜辺は「言ってた!」と楽しそうに笑っていた。
再会した感想については、浜辺が「北村さんは、びっくりするぐらい変わらない。精神的に大人っぽい方で、ずっと頼りがいのあるお兄さんというか。さらに悟りを開かれたような感じ」と語る一方、北村は「だいぶ(印象が)違う」という。「会うたびに花が咲いていくよう。昔はあまり会話もなくて、それが『キミスイ』のいい距離を作っていた。でもいまとなっては、なかなかおもしろい方だなと(笑)。ワードセンスが(すごい)」と浜辺の魅力を、ますます発見する日々だと明かしていた。
この日は、全国から選ばれた45名の学生たちとリアルタイムでリモート中継を実施。学生たちからの質問にも答えた。ある学生からは「キスシーンの時にはどんなことを考えていますか?」と直球の質問が上がった。浜辺が「私も質問したい!」とお茶目に北村を見つめると、北村も思わず照れ笑い。「まずしっかり歯磨きをする。抜かりのない自分で向かう。適度に緊張する」と自分なりの三箇条を掲げ、「僕は人生でのファーストキスがドラマだった。小学校5年生の時。(撮影現場で)母親に見られていた」と恥ずかしそうに語っていた。
本作で初キスシーンを経験した浜辺は「お世話になりました」と切りだしつつ、「自分からのキスじゃなくてよかった。どんな感じなんだろうと思っていた。テストの時にもチューするのかなとか」と勝手のわからないこともあったという。三木監督が「緊張させないような、気遣いがあったよね」と北村の心遣いを明かすと、浜辺は「ありがたかったです」と感謝していた。
取材・文/成田おり枝