真夏のおウチホラー招待席 ハイ・クオリティのオリジナル作品で暑さを乗り切る!
ホラーと言えば、もはや日本の夏の風物詩。そもそも江戸時代に『番町皿屋敷』などの怪談が夏の“涼み芝居”として大流行した名残りとも言われているが、今年は新型コロナウイルスの影響で野外イベントも自粛ムードが続くだけに、自宅でハラハラドキドキできるホラー作品に期待がかかる。そこでオススメしたいのが、昨今、急成長を遂げている動画配信サービスのホラー・コンテンツ。多彩なラインアップがしのぎを削るオリジナル作品は大注目だ。
今回は数ある映画、ドラマ・シリーズの中から独断と偏見で良質なホラー作品をピックアップ。特にドラマ・シリーズは、配信動画サービスの普及に伴い、潤沢な製作費を注ぎ込んだハイ・クオリティな良作が目白押し。ホラー・ファンならずともユーザーを釘付けにすること間違いなしだ!
恐怖の起源の家に隠された怨念の正体に肉迫する
『呪怨』シリーズに登場する忌まわしき一軒家で何が起きていたのか。同作の主要スタッフが再結集したオリジナル・ストーリー。荒川良々演じる心霊研究家が、関わった者全てに凶事をもたらす“呪いの家”の起源に迫る。怨念の恐怖だけでなく、人間の醜い関係にも斬り込んだ残酷描写は圧巻!
幽霊屋敷の呪縛に苦しむある一家の悲劇
米作家シャーリイ・ジャクスンの小説『丘の屋敷』をシリーズ化。主人公一家が幽霊屋敷で体験した怪奇現象の数々を、過去と現在を交差させながら描き出す。幽霊があちこちの背景に写り込んでいたり、緊迫の長回し(特に第6話!)を採用したりと、恐怖を増幅させる演出も随所に。
映画版の世界観をさらに拡張!生き残るのは誰だ!?
制限時間は12時間!年に1度、殺人を含む全ての犯罪が合法になる米国を舞台にしたシリーズ。ジェイソン・ブラム、マイケル・ベイ、ジェームズ・デモナコ(映画版監督)らが製作総指揮を務め、第5作まで製作されている映画版の世界観を一新。さまざまな人生を背負った登場人物による壮絶なサバイバルが展開する。
美女だけがゾンビ化するロシア製サバイバル
独特の設定が楽しいロシア製サバイバル・ホラー。ウイルスが猛威を振るうなか、謎の地下室に隔離された11人の男女。彼らは自力で地上に脱出するが、そこは“美女ゾンビ”が支配する町だった。
復讐を誓う若者が、人狼&黒魔術師に立ち向かう
ティーンエイジャーが奮闘するホラー・ファンタジー。死んだ母親の復讐のために、秘儀と魔法を操る秘密結社に入団した大学生のジャック(ジェイク・マンレイ)が、人狼や黒魔術師との戦いに臨む。
“おウチ”が舞台のシャマラン流のイヤミス・ホラー
M・ナイト・シャマランが監督&製作総指揮を務めた、ジワジワ怖いイヤミス・ホラー。ワケあり夫婦がベビーシッターを雇ったその日から奇妙な出来事が多発する。彼女はいったい何者なのか?
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