水田わさび&大原めぐみ&かかずゆみ&木村昴&関智一、レギュラー陣が語る思い出の「映画ドラえもん」は? - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
水田わさび&大原めぐみ&かかずゆみ&木村昴&関智一、レギュラー陣が語る思い出の「映画ドラえもん」は?

インタビュー

水田わさび&大原めぐみ&かかずゆみ&木村昴&関智一、レギュラー陣が語る思い出の「映画ドラえもん」は?

「子ども時代に憧れたドラえもんと一緒に旅をしている。いまでも『贅沢だなあ』と感じます」(関)

【写真を見る】「ドラえもん」声優交代から15年を迎えたレギュラー陣を直撃!
【写真を見る】「ドラえもん」声優交代から15年を迎えたレギュラー陣を直撃!撮影/成田おり枝

ーー長編映画シリーズも40作目となりました。皆さんにとって、印象深い「映画ドラえもん」を教えてください。

関「僕は1981年の『映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史』が大好きなんです。また初めて観た『映画ドラえもん』は、『映画ドラえもん のび太の恐竜』でしたから、2006年に僕たちが同作をやらせてもらった時は、ものすごくワクワクしましたね。
僕は子ども時代、一人っ子で、親も不在にしている時間が多かったのでさみしくて。『ドラえもんがいたらいいな』とずっと思っていました。でも漫画の世界だから、会うことはできない。そう思っていたのに、いまこの立場になってからは、ドラえもんと一緒に旅をしているわけですから。いまでも『これは贅沢だなあ』と感じるときがあります。夢がかなっている」

かかず「私はやっぱり、『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』かなあ。初めて私たちが演じさせていただいた劇場版で、緊張感もものすごくあったけれど、お話も、スキマスイッチさんの主題歌も、とても素敵でした。曲を聴きながら、ずっと浸っていた思い出があります。『映画ドラえもん のび太の月面探査記』も好きですね。月を見るのが、すごく楽しくなりました。ちょうど公開のころに、月面の裏を探査するニュースがあったりと、『藤子・F・不二雄先生の世界はリアルと通じているな』と感じました」

木村「僕は初めて観たのは、『映画ドラえもん のび太のドラビアンナイト』です。思い出深いのは、『映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い』です。ゲスト声優で相武紗季さんがいらっしゃったんですが、ものすごくきれいだったんですよ!収録もめちゃくちゃ覚えている(笑)!」

かかず「昴くん、思春期だったしね!」

木村「そうなんです。すごく優しくて、本当におきれいで!『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』の時は高校受験でしたね。確かゲスト声優の神木隆之介くんが中学受験で、受験の話をしたのを覚えています。僕は落ちちゃったんですけれど…。『映画ドラえもん』を振り返ると、人生の節目も思いだしますね」

大原「私はやっぱり、『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』。私たちが初めてやった劇場版ということもありますし、自分自身、初めて買ったコミックが『のび太の恐竜』でした。病院で見かけて、ピー助のかわいさに魅了されて『家でも読みたい!』と思って買ったんです。だからこそ、『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』でまさか自分が演じる側になることができるなんて思っていませんでしたし、大きなスクリーンから自分の声が流れてくるのが、すごく不思議だったことを覚えています」

水田「私は『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち』です。主題歌がBUMP OF CHICKENさんに決まったと聞いた時は、自分の心臓の音が身体中に響いて、眠れなかったくらいです。私はBUMP OF CHICKENさんって、『映画ドラえもん』の主題歌にぴったりだなってずっと思っていたんです。メンバーの皆さんも藤子・F・不二雄先生の大ファンで、ラジオでもちょくちょくドラえもんのことをお話ししていて。そのことも知っていたので、『映画ドラえもん』とBUMP OF CHICKENさんが交差した時は、大感動でした。
私がドラえもんを演じるようになって、手にしたと感じる一番の宝物は、そういった人との出会いです。ドラえもんと藤子・F・不二雄先生が、たくさんの私の夢をかなえてくれました」

『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は公開中!
『映画ドラえもん のび太の新恐竜』は公開中![c]藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020

取材・文/成田おり枝

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