『糸』菅田将暉&小松菜奈、“新たな芝居作りをしよう”と高め合う2人の様子を監督が称賛!

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『糸』菅田将暉&小松菜奈、“新たな芝居作りをしよう”と高め合う2人の様子を監督が称賛!

「(小松の)バスガイドのシーン、めっちゃ好きです」と語っていた菅田
「(小松の)バスガイドのシーン、めっちゃ好きです」と語っていた菅田

8月11日、恵比寿ガーデンホールにて、映画『』(8月21日公開)の完成報告会が開催され、W主演の菅田将暉&小松菜奈、監督の瀬々敬久が登壇した。

平成10年(1998年)のリリース以降、数々のドラマやCMに起用され、いまもなお多くのアーティストたちに歌い継がれ、平成を代表する国民的人気曲となった中島みゆきの「糸」。糸を人に見立て男女の出逢いの奇跡と絆の大切さを歌ったこの楽曲が、新しい時代を迎えた2020年、めぐり逢いの奇跡を描いたラブストーリーになった。

完成報告会には、『64-ロクヨン- 前編/後編』(16)、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)などを手掛けてきた瀬々監督と、これが3度目の共演となる菅田・小松が登壇。瀬々監督は、主演2人の現場での雰囲気について問われると「ツーカーという感じがした。待ち時間も親しそうにしてました。でも一旦撮影が始まると、新しいところへ、違うところへいこうと。新たな芝居作りをしようよ、といった、馴れ合いにならない感じがすばらしいと思いました」と振り返った。

映画『糸』W主演の菅田将暉&小松菜奈
映画『糸』W主演の菅田将暉&小松菜奈

そして菅田は、3度目の共演について「ツーカーはツーカーですね。“(相手の)幼少期の思い出ありき”のお芝居なので、初めましての人じゃなくてよかった。首絞め合ったり、唾吐き合ったりした作品の思い出が(今作に)効いてきたのかな?(笑)」とニヤリ。小松は「今回は王道のラブストーリー。どう見せるかというのはおもしろさでもあった。今回ご一緒できて、すごくうれしかったです」と笑顔を見せた。

また、お互いを見て「以前と変わった」と思う部分はなにかと聞かれ、「(小松は)いっぱい差し入れしてくれるようになりましたね(笑)。これまでは余裕がなかったのか、撮影中に会話した覚えもあまりないのですが。お芝居以外の部分でも主演感を感じました」と菅田。「結構エキストラさんがいて、寒い日があったんですけど、制作陣の人に『寒いから豚汁とかできないですかね。私、北海道に知り合いがいるので、レストランに連絡してみます』とか言ってて。できる人でした!」と、思い出に残っている小松の差し入れエピソードを付け加えた。

一方、小松は菅田について「子役の子たちがすごく可愛くて。(菅田が)ずっと可愛い可愛いって言ってて。すごい父親の顔をしていました。それを見て、私たちもいい大人になったんだな~って。全力で走ったりして、いいお父さんになりそうだと思いました」とコメント。これに菅田は「(子役と一緒の時に)初めてアドリブで、花とか食ってやろうかと思った(笑)。さすがに我慢しましたけど。父親、なんかちょっといいなと思いました」と、父性に目覚めたことを明かしていた。

小松菜奈、華やかな花柄ワンピースで登場
小松菜奈、華やかな花柄ワンピースで登場

なお、本作では榮倉奈々、斎藤工、山本美月、倍賞美津子、成田凌、二階堂ふみ、高杉真宙らも豪華共演。また、アーティストとして活動する菅田×本作で初共演を果たした石崎ひゅーい×トラックミックスを担当した亀田誠治がカバーした楽曲「糸」も話題になっている。

取材・文/平井あゆみ

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