「はたらく細胞」赤血球役の花澤香菜が語る共演の前野智昭…「白血球さんと同じで安心感のある方」
「“ものもらい”は中原麻衣さんのキャラクターだったんだ」(花澤香菜)
――本作に出演されて健康への意識に変化はありましたか?
花澤「“ものもらい”になりやすいのですが、黄色ブドウ球菌が原因みたいで、『中原(麻衣)さんのキャラクターだったんだ』と思うようになりました(笑)。キャラクターを通して菌の名前を覚えられてしまうので、健康をより身近に感じられるのも本作の魅力ですね」
前野「香菜ちゃんが赤血球を演じるところを見てきたので、本当に無駄な血は流せないです(笑)。過去にアニサキスで苦しんだ経験があるのですが、あの時は(好酸球役の)M・A・Oちゃんが頑張ってくれていたんだなと、親近感を覚えるようにもなりましたね」
――花澤さんと前野さんは共演作も多いですが、お互いにしっくりくるところはありますか?
花澤「キャッチボールみたいに、こちらが投げたボールをなんでも受け止めてくださるので、私は自由に演じさせていただいています。白血球と同じく前野さんも安心感のある方なので、仕事場で会った時のうれしさなどは、赤血球の気持ちともシンクロしますね」
前野「香菜ちゃんは良い意味で、すごくおもしろいお芝居をしてくれます。自分には持っていない変化球をたくさん投げてくれて、『ちょっとコメディに振ってくれますか?』というオーダーがあれば、瞬時におもしろい表現をされるので、瞬発力でもとても刺激を受けています」
体を守るため、一生懸命にはたらく細胞たちを応援し、健康についても考えるきっかけをくれる「はたらく細胞」。よりパワーアップした来年スタートの第2期への期待も込めて、この特別上映版で赤血球や白血球(好中球)たちの活躍を見守りたい。
取材・文/平尾嘉浩(トライワークス)
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