同棲生活が垣間見えるオフショットも!『窮鼠はチーズの夢を見る』新たな写真解禁

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同棲生活が垣間見えるオフショットも!『窮鼠はチーズの夢を見る』新たな写真解禁

行定勲が監督を務め、関ジャニ∞の大倉忠義と成田凌の共演で贈る『窮鼠はチーズの夢を見る』(公開中)。本日、撮影のオフショット写真と、メインキャラクターの恭一と今ヶ瀬が同棲生活を送る部屋の間取りが公開された。

『窮鼠はチーズの夢を見る』同棲生活が垣間見えるオフショット公開
『窮鼠はチーズの夢を見る』同棲生活が垣間見えるオフショット公開[c]水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会

繊細かつリアルな心理描写が共感を呼び、多くの女性から支持を得ている水城せとなによる原作コミックを映画化した本作。7年ぶりに再会した大学の後輩、今ヶ瀬(成田)から「昔からずっと好きだった」と想いを告げられる恭一(大倉)は、戸惑いを見せつつも今ヶ瀬のペースに流されてふたりは同棲を始める。恭一もしだいに心を開いていくのだが、そんなふたりの前に恭一の元恋人が現れたことをきっかけに、ふたりの関係は変化していくという物語だ。

今回解禁されたオフショット写真には、キッチンで行定監督から演出を受ける真剣な表情の大倉や、撮影合間にカメラ目線で応える成田の姿が。室内は全体的に打ちっぱなしのコンクリートが特徴的で、ともすれば冷たくも感じてしまうコンクリートの空間を、木製のインテリアも交え温かみも感じられる雰囲気へとまとめている。

【写真を見る】シンクの高さはもちろん、間取りすべてが計算し尽くされている
【写真を見る】シンクの高さはもちろん、間取りすべてが計算し尽くされている[c]水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会

このセットは、行定監督が緻密に計算し尽くした空間設計になっており、監督は「とあるできごとがあった翌日、ふたりが裸のまま部屋を歩き回るシーンがあるんですが、そのカットこそ男同士ならではのリアリティがあると思っています。あのシーンを撮りたいために、部屋の間取りやキッチンのシンクの高さ、カメラ位置が目線になるようになど全部計算してセットを組み撮影に挑みました」と、そのこだわりについて語った。また、美術を務めた相馬直樹は「恭一の部屋のセットプランを考えるにあたり、妻の知佳子好みの生活からの反動を感じさせることを意識しました。築年数は古く、内装の耐火ボードを剥がしたままのスケルトンな質感を生かしてリフォームしているマンションをイメージしています」と空間に持たせた意味について言葉にした。

なお、本作の劇場パンフレットには、恭一の部屋の美術設計図も掲載されているので、より深く映画の世界を堪能できるようになっている。キャスト陣の迫真の演技はもちろんだが、こだわりぬいて作り上げられたセットもじっと目を凝らして注目したい。

文/咲田真菜

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