実写版『ライオン・キング2』に、アカデミー賞作品賞監督が就任!
ディズニーアニメーションの不朽の名作を最先端の技術を駆使して実写化し、2019年に全世界興収16億5000万ドルを記録する大ヒットとなった『ライオン・キング』。その続編の監督に、第89回アカデミー賞で作品賞を受賞した『ムーンライト』(16)のバリー・ジェンキンス監督が就任したと、「Deadline」が報じた。
報道によると、ジョン・ファブロー監督が手掛けた前作で脚本を務めたジェフ・ナサンソンが、すでに初稿を完成させたとのこと。
詳しいあらすじについては明らかにされていないが、前作の主人公であるシンバの父で、偉大なる王であったムファサのオリジンストーリーを含む、各キャラクターの物語を深掘りするものになると言われており、“プライドランド版『ゴッドファーザーPART II』”になると推測されている。
現在Amazon制作のドラマシリーズ「The Underground Railroad」に着手しているジェンキンス監督は、「2人の男の子を育てていた姉の手伝いをしていた90年代、僕は『ライオン・キング』のキャラクターたちと過ごしていました。アフリカン・ディアスポラの人々の魂を記録するという私の使命を遂行しながら、この友情と愛にあふれた壮大な物語を拡大する機会をディズニーからいただけたことは、まさに夢が叶ったと言えるでしょう」とコメントを発表。
ディズニー傘下のサーチライト・ピクチャーズが手掛ける、世界的振付師のアルヴィン・エイリーを描いた伝記映画でもメガホンをとることも決まっているジェンキンス監督。『ライオン・キング』続編の詳しい制作スケジュールや公開時期、ボイスキャストの続投などについては明らかになっていないが、前作の革新的な技術は引き継がれるとのこと。今後届けられる続報に注目していきたい。
文/久保田 和馬